スキップしてメイン コンテンツに移動

『ピカレスク 人間失格』を観たんだ【映画】

LUNA SEAの河村隆一が太宰治を演じた文芸ドラマ。
監督伊藤秀裕、2002年の邦画です。
無料動画のGYAO!でやってたのを鑑賞。
太宰治の一生を
かかわった女性たちの目線で描く感じですかねえ。
いろんな女性が出てきます。
カフェーホリウッドの女給朱門みず穂、
芸者のさとう珠緒、
斜陽のモデル緒川たまき、
お見合いして結婚した裕木奈江、
愛人とよた真帆。
着物や時代がかった洋服姿の
女性たちが美しくてね。
そこはよかったですね。
いろんなタイプの女性と付き合ってたんだな。
これって実話に忠実な映画でしたっけ?
違ったっけ?
原作は猪瀬直樹の小説なので
実話じゃなくて創作だったかな。
猪瀬直樹氏も原作者ゲスト出演で
太宰治の父親役ででてきましたね。
方言を一生懸命しゃべって演技してたのが
なんか笑える。
話としてはとくにこれといって見どころはなかったかな。
太宰治は文壇に認められたくて
井伏鱒二を師匠とあおぎ
文学仲間と雑誌を創刊したりして
芥川賞がほしくてたまらなくて
もらえなくて落ち込んで、
その合間合間に女と心中をはかって
失敗して女だけが死んだりして
左翼に疑われて
薬中毒になったりで
親元からの仕送りをあてにした
生活を続けて
最後は心中を成功させたみたいな。
なんだろね、この持てる者の悩みっていうかね。
大地主の息子で仕送りもらえるし、
女にはモテモテで
小説もいいの書けるし、
よく考えたら、
ものすごい勝ち組人間のような気がする。
なのに本人は死にたい死にたい言ってて
そんで死んじゃうわけですから
人生とはなんだろねっていうね。
太宰治って今でも人気ありますよね。
小説も本人の生き方も両方人気あるっていうか。
文学に興味持ちだした時期に
一度ははまる太宰治みたいな。
実際、井伏鱒二が師匠だったっけ?
この映画では佐野史郎が演じてました。
井伏さんは悪人ですって遺書に書いてあったとか。
薬中毒で精神病院にいれられていた
太宰治を揶揄するようなユーモア小説を
井伏鱒二が書いたことにショックを受けてたとかなんとか。
こういうエピソードがいっぱいあるから
昔の文人って魅力的なんだろね。
今、そういうのないもんね。
いや、ツイッターで喧嘩とか炎上とかあるけど
そういうのって薄くてあんまり魅力にはつながらない。
モヤモヤがすぐ解消されるっていうね。
昔の人の気持ちのすれ違いとか
喧嘩とかって橋渡しするテクノロジーが発達してないだけに
お互いの気持ちの盛り上がりが強くて
溝も深くてドラマチックだからなあ。

このブログの人気の投稿

業務スーパーで売ってる『プロ仕様 マルホン 圧搾 純正 ごま油』は香りよいごま油で野菜を炒めるとおいしいよ【神戸物産】

プロ仕様 マルホン 圧搾純正ごま油 使える油、ごま油。 油はごま油かオリーブオイルだね。 業務スーパーでマルホンのごま油をいつも買ってます。 「プロ仕様 マルホン 圧搾純正ごま油」が200gで税別198円です。

業務スーパーで『磯の風味がきいたソース味 焼きそば 5食入り』を買ってきて食べたんだ【神戸物産・山本製粉】

業務スーパーでいつものように袋麺を買おうと インスタントラーメン5袋入りを手にとったんすけど、 そういや乾麺のインスタント焼きそばって買ったこともないし、 食べたこともないなと思って、 試しに即席袋麺タイプの焼きそばを買ってみました。

『社葬』【映画のあらすじとネタバレ感想】社長の社葬は次期後継者争いの舞台

社葬 新聞はインテリが書いてヤクザが売る。だっけ。ヤクザが書いてヤクザが売るの間違いじゃないか。いやー、おもしろかったです。大新聞社の社葬を舞台に会長派と社長派が権力闘争する話です。主役は緒形拳。販売部門の熱血役員。まあでも仕事よりも女遊びが盛んって感じの男でしたけどね。

業務スーパーでハグルマの『トマトケチャップ』を買ってマヨネーズと混ぜてサウザンアイランドドレッシングにして野菜を食べた【500g/税別118円】

ハグルマ「トマトケチャップ」 業務スーパーでケチャップ調達。 マヨネーズとケチャップは常備調味料ですね。 ハグルマ製造、販売:神戸物産の特級トマトケチャップが500gで税別118円でした。

東海牛乳『あじわいオレンジ濃縮還元100%』を業務スーパーで買って飲んだんだ【果汁100%ジュース】

あっさり薄味テイストオレンジジュース 業務スーパーで売ってた安い100%ジュース買って飲んでみました。 紙パックオレンジジュース。 「 あじわいオレンジ濃縮還元100% 」 1000mlで税別98円でした。 東海牛乳製造 。果汁100%で1リットルで98円ってあるんだなあ。