疲れる映画でした。
2009年のジェラルド・バトラー主演SFアクション映画。
監督はネヴェルダイン/テイラー。
無料動画のGYAO!で配信してたのを鑑賞。
その割にストーリーは退屈で疲れるし、
特にこれといっていいとこなしみたいな。
銃をぶっ放すジェラルド・バトラーを
鑑賞したい人向けかな。
近未来SFものです。
ソサエティっていうセカンドライフを生身の人間でやったような
サービスが流行ってる世界。
セカンドライフっていってももう誰も覚えてないか。
セカンドライフって昔あったんすけど
コンピューター上に仮想世界が構築されてて
そこに自分のアバターとなるキャラを作って
セカンドライフ内の世界でやりたいことするみたいなやつ。
ものすごい勢いで盛り上がって
ものすごい勢いでどっかいったサービス。
あれを実物の人間を操作して遊ぶサービスが
この映画では流行ってるんすよ。
そして第2弾として提供されたのがスレーヤーズというゲーム。
こっちは生身の人間を操作する戦場ものFPSです。
ゲームスタートからセーブポイントまで
敵を倒して進むことができればクリア。
操作されてる人間は死刑囚たち。
このゲームを30回クリアしたら恩赦になるとかで
ジェラルド・バトラーはスレーヤーズの強キャラで
もうすぐ30回クリアが目前になってる。
映像はもろにFPSです。
ガチャガチャとせわしなく動くカメラに
画面にノイズみたいなのが時々入るし
視点も上いったり下見たりでグラングランで
見ててほんと疲れました。
でストーリーもいまいちなんすよ。
スレーヤーズは非道なサービスだから
つぶそうとしてる反抗勢力がいて妨害とかする
おなじみの展開。
はめられて罪人になったジェラルド・バトラーが
スレーヤーズの開発者を倒す流れなんすけど
どうもおもしろくない。
ジェラルド・バトラーを操作してる青年と
なんかもうちょっとドラマがあるとよかったんだけど
最後、ジェラルド・バトラーの気合で
どうにかなったようにしか見えないし。
この敵を演じてるマイケル・C・ホールって
なんかどっかで見たことある顔だなと
思ったらテレビドラマの「デクスター警察官は殺人鬼」の人でした。
映画にも出てたんすねえ。
デクスターって最後どうなったんだろ。
シーズン1しか見てないからなあ。
海外の続きものドラマって
だいたいシーズン1がピークじゃないすか。
そんなことない?
シーズン2、3、4、5っていくごとに
ただの引き延ばしが続くみたいになっていくような気がする。
まあ、デクスターはいいとして
ゲーマーですけども、
ちょっといまいちでしたねえ。
おかしなゲームに強制参加させられて
生きのびるSFっていうと
アーノルド・シュワルツェネッガーの「バトルランナー」と似てるなと
思ってちょっと期待してみてたんだけどね。
ジェラルド・バトラーを殺すために
黒人のムキムキ男が差し向けられる。
こっちは誰も操作してません。
ピング(タイムラグ)がないからジェラルド・バトラーより
強いとか言ってさんざんふかしこいて登場したのに
やられ方がまったく地味で盛り上がらない。
誰かに操られて生きるなよ的な
メッセージがあるSFだけど、
いまいちでした。
ジェラルド・バトラーの嫁がソサエティでキャストとして
働いてたのがツボりました。
操作してるのは、巨漢の太っちょ男で
変な衣装着せられて
男を誘惑とかさせられてるのが悲しすぎた。
衣装選択の画面でブレードランナーのプリスの衣装がでてきたのは
ブレランリスペクトなのかな。
監督はネヴェルダイン/テイラーってことで
マーク・ネヴェルダインとブライアン・テイラーの二人組監督みたいなんすけど、
ジェイソン・ステイサムの「アドレナリン」の監督なんすね。
あれは面白かったのになあ。