もしも殺人犯がアルツハイマーになったら話。
2017年の韓国映画。
ウォン・シニョン監督、ソル・ギョング、キム・ナムギル、オ・ダルス出演。
無料動画のGYAO!でやってたときに見ました。
最後は家族ドラマみたいな感じで終わりました。
主人公は子供のときに
暴力父親を殺して竹林に埋めてから、
何人も殺して竹林にうめてる連続殺人者です。
一応、死ぬに値すると思える悪人を
ターゲットにして殺してたんすけど、
交通事故で脳に障害が残って
短期記憶が1日しかもたなくなって殺人はやめてた。
娘と二人暮らし、
仕事の獣医も休業。
おりしも世間は
若い女の連続殺人事件が起きてるとき、
主人公が追突事故を起こした相手の車のトランクに
死体袋らしきものがあって、
運転手が殺人犯だとぴんとくる主人公だが、
記憶がもたないのでうまく通報もできないし、
親類の警察官に事情を話しても要領をえない。
なぜなら殺人犯と思える男は刑事なので
主人公の通報を握りつぶしてるらしいのです。
そのうえ、その男が娘の恋人になってて
あせる主人公みたいな。
あれこれやるんだけど、
1日たったら忘れてて全部振り出し。
記憶が継続しないという不自由な中で
もがく主人公の奮闘。
自分が忘れてしまっている重大な事実があるのかないのか。
もしかしてすべて妄想で俺が殺人者なのかという不安。
記憶は失っても殺人という習慣は
忘れてないってことなのかみたいな。
殺人犯と思われる男がほんとに犯人なのかとか。
そういうサスペンススリラーな感じで進みます。
それが最後は父親が娘のために頑張ったみたいな、
父と娘のドラマになって終結します。
なんか、それどうなんだろうみたいな。
怖いスリラー映画見てたら、
いつのまにか家族人情ドラマに
すりかわってておどろいたみたいな。
理由はどうあれ、主人公は悪人ですからねえ。
娘のために殺人者と対決したから
いいやつだとも単純に思えないし。
悪人を主人公にしたんなら、
変に人情ドラマにせずに
悪の始末のつけ方をしてほしかったなあ。
主役の人が滝藤賢一に似てるなって思いました。
動画:殺人者の記憶法