2014年、ジュリアス・オナー監督、
コロンバス・ショート、アリシア・バックレーダ、
パス・デ・ラ・ウエルタ出演。
スパイク・リー製作総指揮っていうのが
目に留まったから観てみたんすけど、
これはダメだ。
クライムサスペンスのようなストーリーなんだけど、
内容はそうじゃないんすよ。
主役のコロンバス・ショートが
お騒がせ女にかかわったことで
揉め事に巻き込まれたけど
前向きにこの先の人生進んでいくぜみたいな
ヒューマンドラマ風なつくりになってます。
犯罪サスペンスの部分はどうでもいい。
最初はサスペンスっぽく始まるんだけど、
なかなか話が前に進まない。
登場人物たちの人種とかルーツとかの話を
主人公がモノローグで紹介するみたいな
退屈なシーンが続いて
全然話が前に進まないのです。
ああ、これサスペンスじゃないなと。
途中でこれは違うなと。
DVDのジャケット写真がひどいですね。
女殺し屋が男たち相手に
銃撃戦でもしそうな写真にしてある。
まるでアリシア・バックレーダが
主演のようにしてあるけど
主演はコロンバス・ショートです。
アリシア・バックレーダは男にたかって
生きてきてトラブル起こして
母国からアメリカに逃げてきてて
さらにまたトラブル起こすみたいな役。
コロンバス・ショートはDJ志望だけど
全然DJ仕事こなくて
パッとしない人生でショボーンってなってるところで
アリシア・バックレーダが厄介ごと持ち込んできて
頭抱えるんだけど、
調子いい金持ち男をゆすって金でもとったろかと
なるんだけど、
最後は、やっぱりそんなことしても仕方がないし
厄介女とはおさらばして
またパッとしない人生に戻るみたいな。
なんだかよくわからない。
クライムサスペンスの形式を使って
人間ドラマをやろうとしたのかな?
全然うまくいってない。
スパイク・リーは製作総指揮だから
内容にはタッチしてないのかなって思ったけど
ドリー・ショットがあったし、
人物のルーツ的なことを意味なく掘ったりしてたのが
スパイク・リーっぽかったので
内容にがっつりかかわってるのかな。
製作総指揮って名前貸してるだけって聞いたことあるんすけど、
そうじゃないのもあるんすかね。
動画:トラブルメーカー