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ランダル・クレイザー監督、ジョーイ・クレイマー主演。
無料動画のGYAO!でやってたので観てみました。
とくに知ってる有名な俳優とか出てないなと思ったけど
サラ・ジェシカ・パーカーが出てました。
「セックス・アンド・シティ」で有名な女優ですよね。
ものすごい若かったので気がつかなかった。
少年に食事を運んでくるNASAの職員役で
ちょい役でしたけどセリフはけっこうあったなあ。
しっかし、昔の映画ってのどかですね。
話が単純というか、
単純を通りこしてドラマがなんもないというか。
なんかもうちょっと
いろいろあってもいいんじゃないかなって
今の目で見ると思っちゃうぐらいシンプルなんすよ。
宇宙人の円盤と接触して8年間
時間のずれが生じてしまった少年が
もとの時間軸に戻るだけの話です。
マイホームから遠く離れてしまった主人公が
マイホームに戻るっていうだけ。
そこに何か葛藤とか難しい難題を解決するとか
敵がいて邪魔するとかそういうのは
一切ありません。
宇宙人がへまして、
宇宙人がうまいことやって
もとに戻れただけです。
なんかほんと中身ないなあみたいな。
昔はこういう単純な話で映画になったんだみたいな。
なんだかほんと80年代のうかれたムードが
懐かしく感じられたなあ。
宇宙人もなんだかよくわからないやつなんすよ。
なぜか少年の脳に
宇宙の地図情報をダウンロードしてみたりしてさ。
実験ですかね。
なんかあちこち惑星を探査して
生物を調査してる宇宙人らしいです。
少年をもとの時間に戻すのに失敗して、
地図情報をなくしてしまってもとの星に帰れない。
ぼんやり浮かんでたところを
NASAに回収されてしまうUFO宇宙人。
主人公の少年が8年、地球時間とずれてしまったのは、
UFOにのって光速のスピードでなんとか星に
行って帰ってきたかららしいですね。
少年にとって数時間のできごとが、
地球では8年間たっていたってわけ。
NASAで合流したUFOと少年はあちこち飛び回って
家に帰ろうとする。
道に迷って東京に行ったりもします。
東京の映像が笑える。
夜の街にUFOが飛んできたのを
通行人がみんなカメラを取り出して
パシャパシャ写真をとるっていう絵になってて
笑ってしまった。
80年代の日本人といえば、
観光旅行でカメラを持っててどこでも写真をとるやつら
っていうイメージだったんだろね。
まあ、そんで家族が待つ家を目指して
UFOをナビゲイトする主人公なんすけど
家の場所がわからないので
電話して弟に聞くんだけど、
なぜか住所を聞かない。
住所聞いたら宇宙人なんでも知ってるんだから
わかるだろって思うんだけど、
なぜか弟が花火を上げるから
それを目印にするということになる。
なぜだ?
それで家にたどり着くんだけど、
8年後の家はぼくのほんとうの居場所じゃない、
8年前の家族がいる家がぼくのマイホームだってことで
結局、8年前に戻してもらうことにする。
時間を戻すと君が消滅してしまう危険があるぞって
言われるんだけど、それでもかまわないってことで
宇宙人がなんかして
少年は無事8年前のマイホームに
戻れましたってことで終わりです。
なんだこりゃ~みたいな。
困難を乗り越えてとか、
謎を解いてとか
そういう展開が一切ないままに
なんとなく行方不明になって
なんとなくもとの世界に戻ったって感じになってて
これはいったいどういう企画なんだって思っちゃったね。
まあ、ディズニーのファミリードラマだから
主人公の子供がUFO乗って
あちこち飛び回ったりするのが
子供におもしろそうに見えたらOKっていう映画なのかな。
80年代の映画って
今見ると、ゆるいっていうかぬるいっていうか、
なんか軽薄な感じがするものが多いような気がする。
そういう浮かれた時代だったってことっすかね。
動画:ナビゲイター