実話を元にしたギャングもの。
へえ~、こんな事件あったんだあみたいな。
1990年代のニューヨークを舞台にした
実録マフィア映画です。
主役はマイケル・ピットなんすけど、
彼はギャングじゃないです。
花屋強盗に失敗するケチな薬中のチンピラ。
彼女のニーナ・アリアンダとはラブラブなんすけど、
二人ともちょっとおバカなのか、
まともに暮らすことができない若者です。
でも、楽しいやつらなので
憎めない感じがしました。
強盗に失敗して服役、出所して
二人は借金督促のコールセンターでちゃんと働くんすけど、
給料じゃ全然お金足りないってなって
そのとき大物マフィアの裁判が話題になってて、
それを傍聴したマイケル・ピットは
裁判に出てくるバーをメモして
そこなら金があるということで
ウージーもって乗り込んで
そこにいるマフィアたちの金品を強盗する。
彼女は運転手。
それで2件、3件とうまくやる。
マフィアのほうも、ただのチンピラが強盗しにくるなんて
思ってないから不意を突かれてなんもできないみたいな。
マフィアだから警察に通報もできないみたいな。
それで奪った財布の中にマフィアの組織図と電話番号が
書かれたメモを発見するんすよ。
なんかね、マフィアはもしものときに
仲間に情報を回すために、
連絡係みたいなのを決めとくみたいなんすよ。
そいつがたまたま財布にそのメモをいれてた。
ボスの電話番号と住所、幹部の電話番号とか
こいつとこいつがつながっててみたいな
組織の全部が書かれてる。
このメモがFBIとかにわたると
マフィアの組織の構成がまるわかりになって
非常にまずいという代物。
そんなものを無鉄砲でバカなチンピラが手にしてしまった。
マフィアのボスはアンディ・ガルシアです。
髭ボーボーで誰だかわからなかったけど
アンディ・ガルシアだった。
アンディ・ガルシアもけっこう年取ってるんだなあ。
アンディ・ガルシアって
若者担当みたいなイメージがずっとある。
アンタッチャブルとかブラック・レインとかで
若造ポジションやってるイメージのまんまなんすけど
そりゃ何十年もたってるから
おじいちゃんになってますわな。
それで二人は新聞社のインタビューとかうけちゃって
現代のボニー&クライドとか言われて
のんきにやってるんすけど、
このまま無事ですむわけがなく、
二人は殺されて終わりです。
まあ、そりゃそうだよなあみたいな。
だって近所に普通に住んでるんだぜ。
彼らのおかげでマフィアのボスを捕まえられたのに
FBIは彼らに承認保護プログラムを使う気はない。
新聞社の記者が良心の呵責から国外に逃げろと
飛行機のチケットを渡そうとするけど
二人はとりあわない。
お気楽に二人の世界にひたってて
楽しくやってんるんすよ。
実際どうだったんだろ。
最後に本当の二人の写真が出てきてましたけども
なんか普通の人っぽくて
マフィアの巣窟に強盗に行くような
ぶっとんだ人には見えなかったなあ。