藤純子の緋牡丹博徒シリーズ第6作目。
加藤泰監督、若山富三郎、山城新伍、
嵐寛寿郎、長谷川明男、京唄子、
鳳啓助、沼田曜一、汐路章、
山岸映子、三原葉子、安部徹、
6作目ともなると、パワーダウンは否めないっすね。
パワーダウンというか、
見てるこっちが飽きてるっていうのがあるのかな。
シリーズもので決まった形が出来上がってるのは
よくもあり悪くもある。
形が出来上がってくると安心感はあるけども、
フレッシュな生きのよさっていうかなあ、
勢いがなくなっちゃうんだよなあ。
同じこと繰り返してるから、
やってるほうも撮ってるほうも、
どうやっても初めてのころのような
緊張感がないんだよなあ。
かといって毎回毎回別のことやったら、
シリーズとしての色がなくなっちゃうし。
シリーズものってほんと難しいですね。
今回は前の作品で出てきた偽のお竜の娘を
探して旅をしてる設定です。
そういや、そんな話がありましたね。
あんま憶えてないけど。
目が悪くて手術したとかじゃなかったっけ。
それで探して探し当てたら、
娘はスリになっていた。
まあそんでいつものように、敵対する組にいるので
結ばれない若者の恋物語があり、
組と組の利権争いのもめごとがありで
ゲストのにぎやかしで若山富三郎も出てきたりで
最後は殴り込みでフィニッシュ。
今回の助っ人は菅原文太兄貴です。
うーん、まあイマイチだったかな。
6作見てきてるから、
飽きてるっていうのもあるんだよなあ。
娘役の人がでっかい子役みたいな見た目なのが
なんか面白かったです。
動画:緋牡丹博徒 お竜参上