2016年の映画。
無料動画のGYAO!で鑑賞しました。
ミック・ジャクソン監督、
レイチェル・ワイズ主演の法廷劇です。
実話をもとにした映画にありがちな
感じになってました。
こういうことがありましたよっていう
紹介するだけの内容で
全然盛り上がらない。
ユダヤ人歴史学者のレイチェル・ワイズは
ナチスによるユダヤ人虐殺ホロコーストは
なかったと主張する歴史学者から名誉棄損で訴えられる。
ホロコースト否定論はおかしいと主張してるのは
名誉棄損だと訴えられて
イギリスの法廷で争うことになるんすけど、
イギリスでは訴えられた側が
証明しなきゃいけないみたいなんすよ。
普通は訴えを起こしたほうが、
訴えの正当性を主張するもんだと思うんすけど
イギリスの法廷はそうじゃないらしいです。
訴えられた側が、
その訴えには正当性がないことを
証明しなければ負けてしまうシステムらしいです。
なので、レイチェル・ワイズは
ホロコースト否定論者に勝つために
ホロコーストはあったことを法廷で
証明しなければならなくなった。
その裁判の行方を描いたドラマになってます。
これがねえ、どうもピリッとしない。
レイチェル・ワイズが主演だけど
あんまり活躍しない。
お規模な弁護団が組織されて
有能な弁護士たちが動いて
結果、裁判に勝っただけみたいな。
なんにもドラマらしいドラマティックなとこがない。
レイチェル・ワイズは法廷に立たない。
彼女は自分が先頭に立って
ユダヤ人のホロコースト被害者を
証人に呼んで法廷で証言させて
相手をねじふせようとするんだけど、
弁護団はそれは得策ではないとして
地道な証拠集めをして
相手のティモシー・スポールの不備を突く戦術をとる。
レイチェル・ワイズは納得できないんだけど
我慢して弁護団を信じてまかせる。
まあ、ほんと弁護団が優秀なんすよ。
法廷戦術にも長けてるし
調査力もあるし
ほんとすごいチームです。
ティモシー・スポールが差別主義者であることが
明るみになってこれで裁判はもらったって
なるけど、判事がこれとそれとは別物とか
言い出してこれは判決がどうなるか
わからないって感じになるけど
普通にレイチェル・ワイズの勝ちになってました。
それでもティモシー・スポールは主張を変えずに
これからもホロコースト否定論をとなえていくみたいなので
結局、この裁判に勝ったのは
レイチェル・ワイズなのか、ティモシー・スポールなのか
よくわからないなあみたいな終わり方です。
まあ、実話をもとにした映画は
こういう感じになっちゃうねみたいな映画だったですね。
再現ドラマになっちゃうんだよなあ。
動画:否定と肯定