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英国情報部MI5の話だってことで見てみました。
バハラット・ナルルーリ監督、
空撮したりアクションも派手にやったりしてて
映像はそれなりにできてたんすけど
これってテレビ映画かな?って感じた。
でも、一応劇場公開映画だったみたいです。
もともとテレビシリーズがあって、
それの映画版がこれらしい。
役者たちの演技とか映像の感じが、
映画じゃなくてテレビドラマっぽかった。
やっぱ映画俳優とテレビ俳優には
けっこう違いがありますね。
どこがどうとか具体的にはわからないけど
なりきり度っていうんすか。
役に対する没入度がテレビ俳優は浅くて
映画俳優は深いような気がする。
映画のほうが役作りにかける時間が長いからかなあ?
ピーター・ファースは映画俳優だっけ?
出演俳優はイギリスの俳優みたいなので
なじみのなる顔があんまなかったから
海外テレビドラマっぽく感じたのかも。
豪華なスペシャルテレビドラマって感じしたなあ。
主役は二人いました。
MI5おじさんと若者。
おじさんはCIAが護送中のテロリストを逃がしてしまった。
おじさんはMI5の仲間の中に内通者がいて
テロリストに情報を流してると思った。
その裏切り者をあぶりだすために
単独で動いていく。
若いやつはもとおじさんの部下だったが首になってたやつ。
おじさんは仲間誰も信用できないので
若者を使うことにしたわけ。
若者のほうはおじさんが正しいのか、
正しくないのか疑心暗鬼になりながら
まきこまれていく。
そういうのをアクションを交えて見せていきます。
裏切り者探しと、逃げたテロリスト探し。
アクションはけっこう頑張ってました。
しかし、肝心の裏切り者探しのほうが
イマイチなんすよねえ。
ピーター・ファースがあれこれやるんだけど、
それって裏切り者をあぶりだすことに
つながるのかな?みたいなことばっかりなんすよ。
テロリストに協力してるだけにしか見えない。
危なっかしいというか、そんなんやったら
裏切り者探しどころじゃないぞみたいな。
MI5本部にテロリスト誘導したりするわけ。
これ失敗したらどうなんのみたいな。
大きな犠牲をはらうことになっても
MI5にいる裏切り者を見つける。
それが未来のテロを防ぐことになるからっていう理論かな。
社会の安全のために
MI5が危険になるのもやむを得ないということかあ。
一番いまいちなのは裏切り者との決着。
本当の裏切り者はあいつだって
最後の最後に明かされるんだけど
そうなった経緯が詳しく説明されない。
どうしてわかった。
唐突にこいつが裏切り者だ、
そして毒を飲ませて制裁だ!って終わりの5分ぐらいで
簡単に済まされてしまう。
おじさん暗躍しすぎじゃないか。
なんかさ、もっとこうなんていうかな。
前半から、こいつあやしいなみたいな
匂わせ演出をやって前振りをやったうえで
最後に裏切り者と派手に対決して決着つけてほしかったな。
まあ、スプークス=幽霊っていうぐらいなので
裏であれこれするのがMI5ってことなんだろうけど、
おじさん、なんでもかんでも裏でうまくやりすぎてたな。