前半実写、後半アニメ
わからない。前半が実写で後半がアニメーションになります。後半のアニメが自分にはピンとこなかった。突然、アニメが始まったけど、
このアニメパートいつ終わるのかなあ、もうすぐ実写になるかなあって思って見てたら、全然実写にならなくて、最後に実写に戻るまでかなりの時間アニメが展開します。これが辛かった。アニメの内容がよくわからないし、絵柄や動きも好きな感じでもなかったので、内容にぜんぜん入り込めないまま、はやく終わらないかなあって時間がすぎるのだけを待つ感じで見てました。
どういうことなんだろ。前半の俳優を3Dスキャンしてデータにして俳優を廃業させて、データの俳優がプログラミングされた演技をする世界が到来したっていう話は、
なんだかすごくおもしろそうなスタートだったのに、どうしてこうなったのか。
無料動画のGYAO!でやってたので、見てみましたが、
中盤から後半のアニメパートがつらかったなあ。途中で何度か中断したし。なんか最近、一気に最初から最後まで止めずに見れなくなってきたね。
年食って辛抱が足りなくなったからなのか、映画の世界に没入させるような演出ができてない映画が多いからなのか。まあ、自分がそれほど映画を興味をもって見なくなったからでしょうね。
出演はロビン・ライト、ハーヴェイ・カイテル、ポール・ジアマッティ。監督はアリ・フォルマン。2013年の映画。
ロビン・ライトって出演作品のリストを見ると有名な大作にいっぱい出てるしキャリアも長いのに、全然、印象に残ってない女優さんだなあ。ロビン・ライトって言われても、ぱっと顔や演じた役とかが思いつかない。
そんなロビン・ライトがロビン・ライトという女優の役で出演してます。本人役ってことなのかな。難病をもった息子がいて、中年になって女優としていい作品にも恵まれなくなってきた女優。
そんな彼女にミラマウント社はある契約を持ちかける。ミラマウントってミラマックスとパラマウントを合体させた社名ですかね。俳優としての外見をデータとしてすべてスキャンしてデータにしてそのデータを使って映画を作るというもの。
契約は大金のかわりにデータをとったあとは俳優を廃業して一切演技をしないというのが条件。俳優としてのアイデンティティを売り渡すってことっすね。
魂を売ることなんてできるかって断るんだけど、難病の子供もいるし、俳優としても下り坂だし、エージェントのハーヴェイ・カイテルのすすめもあって、ロビン・ライトは契約する。
キアヌ・リーブスはもう契約したぞとか言ってたのが笑えた。なんかここまではすごくおもしろそうで、この先どうなるんだろって興味もって見てました。
撮影装置にはいって、笑顔や虚無の表情やなんやらをスキャンするシーンで、ハーヴェイ・カイテルがロビン・ライトに、出会いからこれまでの思い出を語りかけるのなんか、ちょっと泣かせる感じでいいんすよ。
なんだけど、こっから先、よくわかんなくなっちゃうんすよねえ。20年後だったかな。一気に時間はとびます。
何かの会議に参加するために、ポルシェを飛ばして会社のゲートをくぐるロビン・ライトが出てくる。
こっからはアニメゾーンだとかなんとかいわれて、警備員に渡された薬を鼻で嗅ぐと、映像がアニメーションにかわってアニメになります。
これがよくわかんないっていうか、どうなってるのかよくわかんないっていうか。前半の話はなんだったんだろみたいな。薬を使うことで現実ではない世界を生きることができる時代になってんすよ。
スキャンされたデータのロビン・ライトは未だに新作映画に出て人気者。さらに今回すすんで、ドラッグを使うことで、誰でもロビン・ライトになれるという契約をと会社はもちかけるが、彼女は……みたいな。
なんかほんとよくわからない、アニメパートは。ドラッグへの批判ってことなんすかね。生身ではないデータの俳優の映画を楽しむこと、ドラッグで現実ではない世界を生きることの虚しさを言ってるのかな。
うーん、なんかよくわかんなかった。「泰平ヨンの未来学会議」っていう小説が原作らしいから、それ読んだらよくわかるのかな。映画を見てもよくわかんなかったです。
アニメの絵柄が昔のディズニーか、昔の手塚治虫かみたいな絵だったのも、とっつきにくかったポイントですかねえ。こういうなんかよくわかんないけど、なんかすごそうな映画って、わかんないって言いづらいですね。わかんないっていっちゃうと全部終わっちゃうから。