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『京都・六曜社三代記 喫茶の一族』を読んだんだ【読書】

老舗喫茶店の歴史

1950年から続く京都の喫茶店“六曜社”の年代記。小説風に書かれてたので、物語を読むように楽しく読めました。河原町にある老舗喫茶店で名前は知ってたけど実際に入ったことなかったですね。店の前を通るたびに、この地下の店があの六曜社かあ、いつか行けたらいいねって思ってそのまま行かず仕舞い。喫茶店って敷居が高いっていうか、若造が気軽に入ってだべるようなとこじゃないっていう気がしてたからなあ。昔の喫茶店は若者が気軽にたむろってる空間だったみたいだけど、弁当1個買える値段のコーヒーを注文してそれを気軽に味わえるほど、懐にも気持ちにも余裕がなかった。今でもそういう感覚が残ってて、喫茶店の高いコーヒーには手が出ない。それに喫茶店って近所の常連が通う場所っていうイメージがあるからなあ。一見の自分みたいなのが入りづらいっていう気もしちゃう。喫茶店ってコーヒーがうまいとかどうとかじゃなくて、店の空間の雰囲気にお金を払うっていう感じなんだろね。その時間、その空間、そこにいる場所代としてお客はお金をはらう。だからこういう何十年も続く店っていうのは、店の雰囲気作りっていうか、そこで働く人、店舗の場所、内装、全部ひっくるめての空間作りがうまくいってるっていうことなんでしょうね。いやー、しかし1950年からかあ。すごいですね。何度も時代の改変を乗り越えて今も続いている。何度も店をたたむかどうするかみたいな危機があったみたいです。喫茶店の赤字を不動産貯金で補填していたとか、家族の間ですれ違いがあったりとか、ハードワークがたたって焙煎中に居眠りしてボヤ騒ぎを何度もおこしたりとか。今の新型コロナウィルスもたいへんな危機で、いろんな店が閉店していってるわけですけども、老舗はその店に通うことを生活の一部に組み込んでる常連客がいるから、意外と踏ん張れるのかもとか思うけど、やっぱ普通に厳しいことは厳しいですかね。人が集まる場所を作ることで成り立つ商売がコロナ後どうなるのか。何事もなかったようにコロナ前に戻るのか。まったく違うものになるのか。時代の波ってほんと読めないなあ。

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