なんかあっさり顔なので主役としての華があんまりなかったです。無料動画のGYAO!でやってたのでみてみました。出演は他にウィリアム・フォン、ケニー・リン、カリーナ・ラウ、マー・スーチュン。監督はツイ・ハーク。
懐かしいなあ。2018年の映画でまだ監督やってんだ。いったい何歳なんだろ。俺が子供のころから製作や監督でいろいろやってた。確か「男たちの挽歌」の製作はツイ・ハークじゃなかったっけ。
あの時代からずっと映画作り続けて、今でもこういうCGを大々的に使った歴史スペクタクルを作ってるんだからすごいもんです。内容はファンタジーなアクション要素が大きい映画でした。
中国版シャーロック・ホームズといわれるミステリー小説が原作らしいんすけど、ミステリーや謎解きの要素は薄いと感じました。
謎解きというか、事件がおきてそれを判事ディーが調べていくっていう形式ではあるけど、それよりも、でっかいバケモノやでっかい白い猿がでてきて暴れまくったり、人間が華麗に飛び回ってアクションしたりするシーンがこの映画の売りのように感じた。
話もなんかわかりにくいんだよなあ。過去の功績を認められて皇帝から神剣「降龍杖」授かった判事ディー。それを面白く思わない則天武后はディーの友人でもある司法長官ウィリアム・フォンに降龍杖を奪うように命令する。
幻術をあやつる異人組を使って杖を奪うように言われて動くウィリアム・フォンだが、彼らとは別に暗躍する輩がでてきて、降龍杖をめぐるバトルが展開する。
過去の恨みから、則天武后をあやつり降龍杖を奪い国を滅ぼそうと画策する封魔族が事件の犯人だったという話みたいですね。封魔族が幻術使いなので、でっかいバケモノがでてきたり、人間が鳥に変身したり、像の竜が動きだしたりするシーンがあって、それが派手で楽しいです。
女剣士とディーの部下との恋愛要素とかもあったりするんだけど、それいるのかな?って感じがしましたね。イマイチ主役のディーが目立ってない。変装とかもするし、名推理で計略を見抜くし、アクションもするディーであるけども、印象薄いです。
それに結局、敵を倒したのは悟りをひらいた偉いお坊さんじゃないかみたいな。恨みの連鎖は断ち切って、悟りをひらけばすべて丸く収まるよみたいな。悟り最強みたいな。白いでっかい猿はいったいなんなのかっていうのは、よくわからないんすけどね。
あの猿は幻術じゃなくて実際にいる猿なんだっけ?あれも幻術なのか、なんだったかのか。よくわからないことが多かったけど、派手なアクションがいっぱいで楽しめたかな。
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