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パトリシア・ハイスミス原作ミステリー『ライク・ア・キラー 妻を殺したかった男(原題:A KIND OF MURDER)』【映画のネタバレ感想】


ミステリ?不条理劇?

ミステリー映画ってことかな?いやあ、ミステリというより不条理劇ですかね。実際に殺したのか殺してないのかよくわからないあやふやな感じを楽しむタイプの映画なので、すっきり終わりませんでした。殺人だったのかなかったのか。

1960年代NYのムード

このお話自体が作家志望の主人公が書いたお話にすぎなかったのかどうなのかみたいな。なーんかほんとスッキリしない。映像はよかったです。1960年代のニューヨークが舞台で、衣装も街並みも車とか小道具もそれっぽい感じになってていい映像で見てて飽きなかったです。

お話のほうがいまいちなのが残念なんすけどねえ。無料動画のGYAO!でやってたので見てみました。監督はアンディ・ゴダード。パトリック・ウィルソン、ジェシカ・ビール、ビンセント・カーシーザー、ヘイリー・ベネット、エディ・マーサン出演。

主演は2代目ケヴィン・コスナーことパトリック・ウィルソン。いやあ勝手にそう思ってるだけですけど、パトリック・ウィルソンってケビン・コスナーっぽくないっすかね。なんか雰囲気似てるなあっていつも思っちゃう。奥さん役がジェシカ・ビール。

ストーリー

嫉妬深くて精神不安定な奥さんに辟易してる主人公。別れたいのに離婚してくれない。パトリック・ウィルソンは建築家なんすけど、趣味で小説を執筆してるんすよ。その資料で新聞の事件記事を切り抜きして集めてる。

最近、興味をひかれてるのが、バスの停留所で女の死体が見つかって、その容疑者として夫が疑われてる事件。夫には映画館で知り合いに会ったというアリバイがあり、それを崩そうと躍起になってるしつこい刑事がいる。

そっちの事件の描写とパトリック・ウィルソンの奥さんが似たような状況で死んでしまうという事件の描写が交互に描かれていく。刑事は妻殺しの事件を知ったパトリック・ウィルソンが事件を模倣して自分の妻を殺したと考えて捜査が進みます。

パトリック・ウィルソンは事件に興味をもって疑われている古書店の男に会いに行ったりしてるし、バスの停留所での事件ということからも似てると疑われる。追い詰められていくパトリック・ウィルソン。妻殺し容疑の古書店店主がほんとうに犯人なのか、パトリック・ウィルソンは模倣犯なのかそうではないのか、そういうミステリーが展開していく。

原作はパトリシア・ハイスミス

それは面白いんだけど、最後のオチがなあ。結局どうなんすかね。妻を殺したいと思ったパトリック・ウィルソンだけど、実際に殺すなんてできないから、小説の中で殺してみたっていう感じなのかな。

冒頭部分が実際のできごとで、それ以降は主人公が執筆している小説っていうことなのかな。話がすすんでいくにつれて大味っていうか、登場人物の行動が派手になっていくのが、これは主人公が書いてるフィクションですよっていうのを表してるように感じたなあ。

地味なしょぼくれた古書店のおじさんが、最後のシーンでは凶悪な殺人鬼みたいになってるし、刑事も最初はただ熱心な刑事に見えたのが、最後のほうはひどい暴力刑事になってたし。最後のドタバタ劇は、いかにも話のオチをつけられなくて苦肉の策でみんな殺しましたみたいに見えるし。

深読みしすぎですかねえ。単純にそのまんまの話なのかな。原作はパトリシア・ハイスミスの小説「妻を殺したかった男」なのでそのまんまなのかな。

妻を殺したいとおもったけど殺さなかった男が、殺したと疑われて警察から追い詰められる。参考にしようとした事件の犯人からもおいつめられていって最後死んでしまう。そういう話ですかね。

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