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探偵はBARにいる3
大泉洋と松田龍平の『探偵はBARにいる』シリーズ第3弾。これはファン向け映画でした。無料動画のGYAO!でやってたのを鑑賞。
吉田照幸監督。大泉洋、松田龍平、北川景子、リリー・フランキー、前田敦子、田口トモロヲ、志尊淳、片桐竜次、鈴木砂羽、松重豊、マギー、安藤玉恵、篠井英介、野間口徹出演。確か1と2も見たことあると思うんすけど、まったくどんな映画だったか覚えてない。北海道、札幌の歓楽街ススキノで探偵をする大泉洋がいろんな事件に巻き込まれるコメディハードボイルドって感じですかね。
相棒は松田龍平。すごい喧嘩が強い設定なのかな。全然覚えてないけど。今回は人探しを依頼されて調べていくうちに、ヤクザのシャブ取引のごたごたに巻き込まれ、その中心人物である北川景子は昔の知り合いでみたいな話です。
わかりやすいのかわかりにくいのかよくわからなかったけど、適当に気張らず流す感じで見れていいですね。いいのか悪いのか。テレビの2時間サスペンス見てるみたいだったなあ。
まあ、これを軽く見れていいととらえるか、映画なのにテレビみたいで安っぽいととらえるか、見る人次第です。大泉洋と松田龍平のこのシリーズのファンの人だと普通に楽しめるんじゃないすかね。
いや、3作目ともなると前作と比べて、ここがどうとか違うとか思っちゃって、逆に気軽に観れないとかなるのかな。自分は大泉洋のファンでもないし、このシリーズが特別好きなわけでもないので、いまいちのれなかった感じです。ちょっと気になったのが、役者の顔色がおかしいシーンがいっぱいあったとこですね。
なんか俳優の顔色が黄色味がかって、泥人形みたいな肌の色になってるシーンがたくさんあって、え?何この変な顔の色は、PCの設定がおかしくなったのかなって、パソコンや液晶ディスプレイの故障を疑ってしまうほど変な顔色になってるんすよ。
でも肌の部分だけが変な色になってて他の服や背景は普通の発色してたので、パソコンが壊れてるわけじゃないと思うんだけど、ギャオの配信の具合がおかしかったのかなあ?でも肌の色だけおかしく配信されるとかありますかね?
これは自分の目がおかしいのかなあ。画面に俳優の顔が大写しになって、なんか真面目なトーンでセリフをしゃべってるんだけど、顔の肌の色がみかん食いすぎたゾンビみたいな色になってて、それが気になって全然芝居がはいってこなかった。
気のせいだったのかなあ。いやあ、普通の肌の色してるシーンもあるので、気のせいじゃなかったと思うんだけどなあ。メイクや照明で肌の色がおかしく見えただけなのかな。
それにしても黄色すぎじゃね?ってそればっか印象に残ってて、どんな映画だったか観終わってすぐなのに、まったく覚えてない。いや、少しは覚えてるけど。
松田龍平の後輩の野間口徹から恋人の前田敦子を探してくれと依頼がある。お金は10800円で。いや、どういうことなんだみたいな。
いや、義理や人情で安い仕事をうけおってしまうキャラっていう設定なのは、わかるけどこんな安い依頼料で探偵やっていけるのかいなと。まあ、裏の稼業でなんか稼いでるから探偵業は遊びみたいなものなんだろうけどさ。そういう設定ありましたっけ?
前田敦子を調べるとあやしいモデル事務所に所属していた。モデル事務所をよそおったデリヘル。その事務所の代表が北川景子。
北川景子のけつもちがヤクザのリリー・フランキー。失踪したときの前田敦子の客がヤクザでカニをトラックで運送してたが、何者かに銃殺されていた。カニは実はシャブで、ヤクザどうしのいざこざに前田敦子は巻き込まれてしまったんだ。
マークしていた北川景子を尾行すると、前田敦子をアパートで匿っていることがわかる。この事件のキーパーソンは北川景子だってことになって、まてよ、この女は昔どこかで会ったことがあるぞと大泉洋は思い出す。
鈴木砂羽の妹分で子供を妊娠して失ったことで自暴自棄になってた北川景子を探して見つけて一緒に酒飲んであれこれ話たことが過去にあった。あいつがなぜリリー・フランキーのヤクを奪って大金を無理に作ろうとしているのか。
北川景子に助けてくれといわれて、奪ったシャブをリリー・フランキーに買い戻させる危険な取引に協力することになる大泉洋。さて、事件の決着はどうなるのか。北川景子が犯行におよんだ理由はなんだったのか。みたいな。
ほんとテレビの2時間サスペンスドラマチックな話です。北川景子がこんな無茶やった理由もなあ。あんまり共感できなかったし。いやー、あんまり真面目にどうこう言うような映画じゃないので、軽いノリで軽く流してみたほうがいいですよね。
松田龍平の喋り方とか、わざとああいう棒読みにしてるわけで、それを楽しめるかどうか。松田龍平は腕に覚えがあったみたいなんすけど、ヤクザの用心棒の志尊淳がめちゃ強くて歯が立たない。
やつに勝つために自主トレするんすけど、適当に正拳突きをやってるだけで、再試合に勝ちます。いやー、このノリが好きになれるかどうかですねえ。アクションの見せ方も、全然強く見えない見せ方でリアリティとかはないんすよ。
こういうフィクションをフィクションとして見せて楽しんでよっていう映画が苦手な人は難しいだろうなあ、こういうの。映画にリアリティとか真に迫った迫力とかをもとめる人にはむかない映画だね。ファン向け映画ですね。