2013年、ジョン・クロキダス監督、
ダニエル・ラドクリフ、デイン・デハーン出演作品です。
実話をもとにした文芸映画。
あんまりおもしろくはなかったです。
ジャック・ケルアックとかウィリアム・バロウズとか
あのへんの文学者がでてくるし、
殺人事件もおきるし、
なんかおもしろそうって思ったんだけどこれは外れでした。
BL好きな人にはいいかもしれない内容だけど、
そうじゃなかったらけっこう退屈かも。
青春映画ってことになるのかな。
ダニエル・ラドクリフはハリポタ以降、
メジャーな娯楽作品じゃなくて
ちょっと雰囲気のかわった小品みたいな映画ばかりに
出演してるような気がするけど、
性格俳優っていうか、
そういうラインを狙っての作品選びなんだろか。
変な役柄をちゃんと演じられる演技力が
あるぞというのを見せたいんだろか。
風変わりではあるけど、
面白い映画なのかっていうと
全然おもろくはないみたいな映画にでる人に
なりつつあるダニエル・ラドクリフ。
ハリー・ポッターシリーズというメガヒット作に
主演したことが俳優のキャリアとしては
必ずしもプラスになるわけではないということでしょうか。
ダニエル・ラドクリフが演じるのは、
アレン・ギンズバーグという詩人です。
あんま知らないけど有名な詩人らしいですよ。
ジャック・ケルアックとかバロウズとかは
名前だけは聞いたことあったんだけど、
ギンズバーグは知らんかったな。
ビートニクっていうやつですね。
あのへんの文芸ムーブメントが好きな人には
おもしろいかもしれないですね。
自分はあんまりというか全然
ビートにはぴんと来なかったから
興味深く見れなかったのかも。
1944年、コロンビア大学に入学したダニエル・ラドクリフは、
旧態依然とした権威主義で保守的な文学界に反発をおぼえる。
同じような志をもつデイン・デハーンやほかの仲間と
ニュービジョンを結成。
図書館に忍び込み、閲覧注意の書物を
みんなが見る展示ケースに陳列するなど
悪さをして青春していたのだが
デイン・デハーンが元恋人を殺すという事件がおきる。
当時、異性愛者が同性愛者から
せまられて相手を殺してしまった場合
名誉の殺人ということで無罪になったらしいんすよ。
デイン・デハーンはそうなるように、
ダニエル・ラドクリフに証言してくれと頼んでくるんだけど、
ダニエル・ラドクリフはどうするか悩む。
ダニエル・ラドクリフもデイン・デハーンも同性愛者なので
嘘をつくのはどうなのかって悩むんすよ。
結局は、母親のアドバイスに従って
見捨てることを選ぶ。
見捨てられることで救われることもあるからってことで。
それでオシマイ。
やっぱビートジェネレーションに興味をもってる人か、
BLが大好物っていう人ぐらいしか
おもしろいと思うようなとこはない映画だったかな。
ビートニクだなんだといっても
なんか子供がグダグダ騒いで遊んでるだけにしか見えないし、
ダニエル・ラドクリフとデイン・デハーンの関係が
それほど深いものにも思えないし、
まあ、ただ大学生の怠惰な青春を見せられたって感じです。
パリピ系大学生じゃなくて、オタク系大学生の青春って感じ。
動画:キル・ユア・ダーリン