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『真夜中まで』を観たんだ【映画】


主役は夜の街

夜のネオンとジャズ。
夜の街のぬめぬめした黒いアスファルトを
照らすオレンジや赤や白のネオン。
ムードありますね。
ムードの映画ですね。
1999年の邦画。
和田誠監督、真田広之、ミッシェル・リー出演。
真田広之はジャズミュージシャン。
トランぺッターです。
マイルス・デイヴィスのso whatとかノリノリで吹いてます。
ミッシェル・リーは不法入国したホステス。
二人が偶然出会って行動を共にした
真夜中まで数時間の大冒険を描いたクラムサスペンスかな。

クラシックムービーのムード

ビリー・ワイルダーとかあのへんの
クラシックなモノクロ映画のムードがある。
真田広之は犯罪とは無関係なんすけど
そこに居合わせたから巻き込まれてしまう。
悪徳刑事の岸部一徳と國村隼が
人を殺すところをミッシェル・リーが目撃してしまう。
殺されたのはミッシェル・リーの恋人で
ミッシェル・リーが働くクラブの会計士。
そのクラブは悪徳刑事と組んで
ホステスにやばい品物を運ばせたり
裏でやばいことやってて
それをネタにゆすろうとした会計士だったけど
殺されてしまう。
会計士が隠し持つ証拠の品を探すため
岸部たちがミッシェル・リーを問い詰めてるとこに
偶然次のライブまで休憩してた真田広之が居合わせて
もめたために真田広之も一緒に
ミッシェル・リーと逃げながら証拠の品を探す羽目に。
巻き込まれ型サスペンスです。
まあ、なんかムード優先の映画ですかねえ。
ちょいちょい都合のいい展開だなあって
思ってしまうシーンはあります。
でも、それも夜の街のムードと
ジャズのムードで押し切られて
まあいっかって思っちゃう。

男と女、犯罪、夜の街、ジャズ

夜の街には細かいことを
どうでもよく感じさせる魔力がある。
主役は真田広之でもなく
ミッシェル・リーでもなく
夜の街です。
あちこちテンポよく場面展開するし、
飽きずに見れたなあ。
トランペット片手に右往左往する真田広之が
なんだかおかしくて面白い。
危ない目にあって、あちこち動き回る。
高いとこの電線をベルトをひっかけて降りていったり
ダストシュートで逃げたり、
走ったり転げまわったりするのに
トランペットは置いていかない。
それがなんだかコミカルでおかしくてよかったですね。
真田広之は0時のライブに出るつもりでいるから
トランペットを置いていくわけにはいかないってわけか。
マウスピースをミッシェル・リーにプレゼントして
それが命を救う役割をしたりとか
トランペットがいい味だしてる
小道具として活躍してました。
まあ、やっぱムードの映画だったっすね。
ミッシェル・リーが「月の砂漠」を歌ったり
夜の街のネオンの光のなかを
あちこち動き回ったり
それだけでなんかいいムードになっちゃう。

豪華なゲスト出演者たち

ちょい役で出てくる人たちも、
キャラが濃い人多くて楽しめました。
三谷幸喜、唐沢寿明、柄本明、笹野高史、
もたいまさこ、大竹しのぶ、戸田菜穂、
佐藤仁美、柴田理恵、名古屋章、
六平直政、小松政夫などなど、
出てくる時間は少ないけど、
みんな印象的で楽しかったなあ。
まあ、細かいとこはまるでリアリティっていうんすか、
現実味がないような話なんだけど、
夜の街のムードがすべてを包み込む。
ちょっとおしゃれなムードを楽しむ
小粋な映画って感じなので
けっこう好きですね。
男と女、犯罪、夜の街、ジャズ。
これだけそろえば映画になる。
DVD:真夜中まで

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