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『女体(じょたい)』を観たんだ【映画】


1969年、増村保造監督の大映映画。浅丘ルリ子、岡田英次、伊藤孝雄、川津祐介、梓英子、小沢栄太郎、中条静夫出演。怖い。浅丘ルリ子が地雷女を演じた情念ドラマ。地雷女っていうか地雷原女です。躁状態でハイになりっぱなしみたいな女なんすよ。挙動がおかしすぎてオモロイです。体がうずいて仕方がないのか、椅子やテーブルを変になでまわす浅丘ルリ子。ゴーゴーダンスに興じる浅丘ルリ子。男に襲い掛かって唇をむさぼるルリ子。ワイルド&フリーダムすぎておもろすぎ。何かハイになるものきめてるなみたいなぶっ飛びルリ子です。これが熱演というやつかみたいな。浅丘ルリ子が演じてるのは常に何か刺激的なことの中に身を置いてないと寂しくて辛いからとにかく感情むき出しで男に没頭するしか生き方がない女です。次から次へと男をロックオン。ターゲットになった男を翻弄していくズベ公な浅丘ルリ子。こんな私にここまでしてくれるなんて好き抱いて、ってすぐに感動して男に体ごとぶつかっていきます。男のほうもルリ子の魅力にはまっていって破滅の道へ。こんなルリ子見たことない!下着姿でスレンダーボディをめたらやたらにさらしてます。めちゃ細くて痩せてます。ここまで野性的に、情熱的に、自由奔放に、好きなのって来られると、男もこいつどう見てもやばいやつだとわかっていても、体がいうことをきかないもんだろね。一時の刺激を男にもとめてるだけで、すぐに飽きて次の男にいくだけの地雷女と頭でわかっていても本能が反応しちゃうんだろなあ。
熱烈に求められるとそれがそのときだけのものってわかってても拒絶できないもんだろなあって思います。なかなか直球で好き好き責められると弱いもんですね。こういう危ない人がモテたりしますよね。男でも、危ない男のほうが美人にモテたりするし。まあ、モテるっていうか、浅丘ルリ子は刺激が欲しいので妻がいる男や婚約者がいる男をターゲットにしちゃう。ややこしいことになったほうが刺激があるから。なんとかは死ななきゃ治らないじゃないすけど、この映画の浅丘ルリ子も死ななきゃそういう性分は治らない。それが怖い。むちゃくちゃひどいことやってんのに、けろっとしてるんだもの。ある男は死に、ある男は家庭と仕事を捨てることになり、人殺しまでし、ある男は交通事故で死にかける。さんざん男たちをふりまわしたあげく、男たちは去り、ルリ子はまた新しい男探さなきゃと風呂に入るのだけど、ガス湯沸かし器のホースが外れてガス漏れしててそのまま……みたいな終わり方です。あのまま昇天めされたのだろうか。男が引き返して間一髪助けて、また泥沼だったのかどうなのか。欲望のまま生きる人間の末路はいかに。まあ、そんな真面目な映画じゃないすけどね。とにかく浅丘ルリ子の怪演を楽しもう。

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