本能寺ホテル
無料動画のGYAO!でやってたのでなんとなく見てみました。
綾瀬はるかが本能寺ホテルから本能寺にタイムスリップして
信長や蘭丸たちと交流して
自分がやりたいことが何なのかを発見して
新しい道に踏み出していくというお話です。
綾瀬はるかは生き方に悩んでるんすよねえ。
働いていた会社が倒産。
次にやりたい仕事もない。
自分が何をやりたいのかがまったくわからなくてどうしようと
なったところに、付き合い始めてまもない彼氏から
それなら俺に永久就職しちゃう?ってプロポーズされて
結婚することにするわけ。
結婚を決めたはいいけど、別に綾瀬はるかはそんなに乗り気ではない。
これでいいのかなあって思ってる。
彼氏の父親の銀婚式に挨拶がてら参加するために
京都にやってきた綾瀬はるか。
予約していたホテルが予約の間違いで泊まれなくなり、
街をぶらつき見つけたホテルが本能寺ホテル。
そこのロビーにあるからくり時計と金平糖をかじることで
ホテルのエレベーターが織田信長の時代の本能寺につながる。
それで何度も戦国時代と現代を行き来して
いろんなことがあって、綾瀬はるかは自分の生きる道を発見するってわけです。
濱田岳演じる森蘭丸、堤真一演じる織田信長とふれあい、
彼らの生き様を間近でみた綾瀬はるかは自分の生きる道を発見する。
自分探し映画っていうやつですね。
まあ、実際の織田信長とふれあったから
学校の歴史の先生になろうと思うっていうのは、
なんか安直すぎるというか、綾瀬はるかが演じてるキャラが薄っぺらいというか。
それどうなん?って感じでしたけどね。
それどうなん?っていう部分はいっぱいあったけどね。
綾瀬はるかがタイムスリップして森蘭丸に出会う。
森蘭丸が胃痛で苦しんでるのを見て、
もってた胃薬を濱田岳にわたしてそれを飲んだ濱田岳が
胃痛が収まって驚くみたいな描写があるんだけど、
薬の前に、薬の瓶やビニールとかに驚けよって思ったし。
あの時代にあんな精巧な瓶詰めってありましたっけ?
あったのかなあ。
よくわからんけど。
織田信長もチラシを普通に拾って見てましたけど、
あれもあんな印刷技術も製紙技術もない時代なんだから
なんだこのつるつるとした精巧な絵が描かれたものはって驚くと思うんだけど
織田信長まったく驚かず普通にチラシをチラシとして扱う。
そんな感じで戦国時代の人間なのに現代人みたいなふるまいなのが
それどうなんだろ?って思ったけど、
まあ、そこは別につっこまんでもいいかな。
リアルかどうかは別に重要な要素でもないから。
信長たちと交流して仲良しになった綾瀬はるかは
信長に死んでほしくなくて、
謀反がおこって本能寺の変があるって教えるんだけど
織田信長は運命をかえようとせずそれをうけいれる。
おれが望むのは天下泰平。
それをおれが実現しようが、別の誰かが実現しようが
どちらでもよいのだという考えでそうしたんだっけ。
大きな視野で世界をみてる器の大きな男信長。
そういう器の大きさにほれてどこまでもついていくときめてる森蘭丸。
二人の熱い心に感動する綾瀬はるか。
あと現代で結婚相手の父親、近藤正臣が料亭を畳んで
大衆食堂を始める、やりたいことをやるのに遅いことはない
というのを見て感動する綾瀬はるか。
そういう男たちとふれあった結果、
綾瀬はるかが選んだ生きる道が歴史の先生っていうのが
なんともどうなんだろってやっぱり思っちゃうけどなあ。
まあ、でも楽しく見れましたね。
やたら暗転を多用する場面転換はどうかと思ったけど、
テンポは悪くなくて、綾瀬はるかの自分探しの旅を楽しめます。
よくわかんないところもけっこうあったけどね。
マッサージ師の八嶋智人の存在とかよくわからなかったけど
あれはおとぼけキャラのおとぼけシーンっていうだけで
とくに意味はなかったのかな。
DMM動画:本能寺ホテル