これがサイバーパンクってやつか……。
なんか日本のOVAが原作らしいです。
梅津泰臣監督の1998年のアニメーションを
2014年に実写映画化したもの。
無料動画のGYAO!でやってたのを見ました。
かなりハードな描写があるものらしいですね。
映画のほうもけっこう頑張ってます。
レーティングがR15+なので、
血がけっこう派手に出るし、
くびちょんぱとかもあります。
主人公が少女で娼婦を装って敵地に乗り込んで
殺しをするっていう話。
サミュエル・L・ジャクソンは刑事で、
インディア・アイズリーの親と相棒だったんすけど、
インディアの親は殺されてる。
犯人は人身売買組織のボス。
その復讐をするためにインディアはサミュエルのサポートで
敵に迫っていくんすけど、
実はほんとの敵は別にいたみたいな。
インディアはアンプとかいうドラッグ中毒になってて
記憶があいまいになってて
昔のことがよく思い出せなくなってるんだけど
ミッションの途中で謎の青年と出会い
真相がだんだん明るみになっていくみたいな展開。
それをアクションでつないで見せていくみたいな映画です。
意外とよかったです。
インディアが真っ赤なカツラとかしてて
最初はすごく安っぽい感じがしたし
スラム街みたいな町の雰囲気も
よくあるチープな近未来描写だなって感じで
これはいまいちかなって思ったんすけど、
見てるうちになかなかよくなってきました。
低予算なんすかね。
まあ、チープといえばチープな映像なんすけど、
テンポがいいのでけっこう見れます。
映像のきりかわるスピード感大事。
パルクールアクションなんかもあったりします。
こういう低予算系で
ひとつの場面をじっくり見せちゃうやつって
けっこうつらいけど、
こういう感じでテンポよくシーンからシーンに
うつっていってくれると
低予算なのがあまり気にならないです。
監督のラルフ・ジマンは
マイケル・ジャクソンや氷室京介のMVを
作ったりしてた人らしいので
テンポのいい映像づくりがうまいのかもしれないっすね。
主演のインディア・アイズリーは、
どことなくクロエ・グレース・モレッツを連想しちゃいますね。
少女の殺し屋っていう役柄も
キックアスっぽい感じがするし。
母親はオリヴィア・ハッセーって書いてあったから
父親は布施明なのかって一瞬思ったけど違った。
演技力はどうだったかな。
吹替版を見たからうまいのか下手なのかよくわかんなかったけど
とくになんか魅力があったかというと
あんまなかったかな。
サミュエル・L・ジャクソンはこういうアニメっぽい映画に
ぴったりですね。
真面目な映画もいけるし、こういう外連味ある系でも
いけるし、なかなかいい俳優だなと再認識です。
低予算でもなかなかサイバーパンクしてて
意外と見れる映画じゃなかったっすかね。
まあ、キラッと光る部分がある小品って感じかな。
動画:カイト/KITE