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『13デイズ(原題:THIRTEEN DAYS)』【映画のあらすじとネタバレ感想】



キューバ危機映画。キューバ危機と言われてもリアルタイムでは体験してない世代なのでピンとこないんすけど、かなり危なかったみたいですね。1962年米ソ核戦争が始まるかもしれない状況だった。それを回避するために奔走するケネディ大統領と側近のケビン・コスナーたちを描くポリティカルサスペンス。

ソ連がキューバに核兵器搭載可能の中距離弾道ミサイル施設の建造を始めているのが、アメリカの偵察機からの写真で判明する。米国の主要都市が射程にはいる核ミサイルが配備されることは絶対に阻止しなければならない。

ミサイル施設に空爆、キューバ侵攻となればソ連側の報復は必至。米ソ第三次世界大戦に突入してもおかしくない。どうにか戦争を回避してミサイルの撤去をさせる方法を模索するのだが、ミサイル配備は着々と進み、タイムリミットが迫っていた。

なんかほんとやばかったみたいでした。この映画はフィクションなので、史実とは違うとは思うんだけど、ほんとギリギリのところでなんとか回避できたって感じに描かれてます。

ソビエトが敵でどうやって交渉するかっていうのもあるんだけど、米国内部にも敵がいるみたいに描かれてるんすよ。軍部が好戦的で赤犬どもにとにかく一発食らわしてやりましょうって、キューバに侵攻することを進言する。

すきあらば、ソ連からの攻撃があったからこっちも反撃したという既成事実を作ろうとする。ソ連側を挑発するような行動を勝手にとったりします。それを大統領チームが必死に抑えるみたいな感じで描かれてるんすよ。

実際、こんな感じだったのかな?将軍とか軍の関係者がけっこう悪役に描かれてた。大統領は腰抜けの臆病者だから困ったもんだなみたいな態度。すぐに空爆、侵攻しましょうという将軍に大統領が聞くんすよ。

こっちが空爆して侵攻したらソ連はどう反撃すると思うかと。そしたら、ソ連はなにもしませんよとか答える。

は?そんなわけねえだろ、当然報復攻撃に出るだろ?アメリカが攻撃されたら当然報復するように、彼らもそうするだろうって大統領は言う。

そんなもんやってやりゃあいいんですよ、一発食らわせてやれば、あいつらも大人しくなりますよっていうノリの軍部。過去にそれで大戦の口火がきられて戦争になったことからまったく学んでない。

彼らは世界情勢が刻一刻変化してることがわかってない、何十年も前の戦略のままで止まってる、戦争を始めたあとのことを何も想定してないって呆れるやら怒るやらです。

そんな感じで、ソ連のことだけでなく、軍部が暴走するのを止めることまで考えなきゃいけなくて苦労するみたいなふうに描かれてました。

実際の軍人ってこんな感じなんすかね。とにかくぶっ放したい、あとは知らんみたいな。そんな好戦的な人間の集まりなのかなあ、軍隊って。

海域封鎖でキューバに近づく船を検査するとかやって食い止めようとする。裏ルートで外交交渉する。ソ連側の状況がよくわからないまま、時間だけが過ぎていく。

もはや空爆に踏み切るしかないのかという期限が迫ってくる。

裏ルートの交渉も、フェイクなのか本物なのか疑心暗鬼になってるので、探り探り。でも時間切れが迫っているので結論はださなきゃいけない。これは大変だったろうなあ。

それで最後にぎりぎりのところで交渉成立で、ソ連はミサイルの解体撤去、そのかわりに米国はキューバに侵攻しない、裏で6ヶ月以内にトルコのミサイルを撤去するということで決着です。

核戦争は回避された。世界は救われた。

いやー、これは意外と緊張感あったなあ。娯楽映画で敵の宇宙人が攻めてくるとかなら、やってまえ!って簡単に言えるけど、実際の場合、そんな簡単に攻撃しろとか命令できない。

かといって見過ごすこともできない。だけど攻撃したら報復があって泥沼の戦争が始まる。どうするどうするってタイムリミットがせまってくる。

自分が大統領だったら、この緊張感に耐えられなくて、もうしんどいしめんどうだから攻撃しろって言ってしまいそうだ。

なめられてたまるか!ってすぐに軍部の言うこときいちゃいそうです。今までの歴史のなかで、政治が軍をおさえられなかったり、軍が政権にぎってたりしたせいで、始まった戦争ってけっこう多いんすかね?


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