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『劇場版「鬼滅の刃」無限列車編』【アニメ映画のあらすじとネタバレ感想】


鬼滅の刃を初めて見てみました。鬼滅の刃がすごいブームになってるのは知ってたけど、マンガもアニメも見てなかった。なんも設定とか知らないままで見て大丈夫かなって思ったけど、けっこう大丈夫でした。

いや、細かいことは全然わからないんだけど、少年漫画のフォーマットなので、わからなくてもわかるようにはなってたので、問題なかったかな。

いやー、もう自分は年寄りだから、少年マンガのノリがきついんだなっていうのが感想。鬼滅の刃がおもしろい、おもしろくないというより、この形式が今の自分にはきついっていうかなあ。

暴力・仲間・感動みたいなのに、心が反応しなくなってる。ヤンキーノリが受け付けなくなってる。年齢のせいかなあ。

瞳孔ひらっき放しでガンギマリの顔して、恨みつらみを喚き散らしながら、刃物を振り回す主人公たちが、敵と戦って、戦いの中で仲間が犠牲になって、涙涙で感動みたいなお話が、年寄りの自分にはきつく感じてしまう。

鬼滅の刃も悲惨な目にあった主人公が、その無念を敵にぶつけるみたいなやつだと思うんだけど、敵が鬼って呼ばれてるけど、主人公たちも鬼みたいに見えるんだけど……。どっちも鬼やん?みたいな。

鬼と鬼が揉めてるようにしか見えなかった。

10代とか二十歳ぐらいのときの自分なら、違和感なく入り込んで楽しめたのかもしれないなあって、遠い目をしてしまった。

大ヒットしただけあって、無駄がないです。一から十まですべてを、キャラクターがセリフで説明してくれる。状況、気持ち、これからすること、なにがどうなってどうなるのかを全部を無駄がないはっきりした文章で心の声、独り言で解説してくれます。

説明セリフ多すぎじゃないかって気になる人もいるかもしれない。でも大ヒット作品ってだいたい説明ゼリフいっぱいだからなあ。そういうもんだと思うから、自分はあまり気にはならなかった。

たまに説明セリフがよくない、映像で説明するのがいい作品だみたいなこと言う人もいるけど、それはちょっと違うと思う。説明台詞は絶対に必要。説明セリフに無駄があるのがいけないんだ。

お話は主人公たちが列車に乗る。その列車には鬼が出るらしくてその退治をするってことらしいです。それで先輩のものすごい強い人と一緒に、まだペーペーの主人公たちが鬼退治するっていう話。

めちゃくちゃ強い先輩は金髪でヤンキーみたいだ。目はバッキバキに瞳孔がひらいてます。

それで主人公たちは鬼の策略によって眠らされてしまう。夢を見せる能力をもつ鬼が敵。それぞれが心地よいと思う夢を見せられていく。主人公は死んだはずの家族が生きてるっていう夢、先輩も家族との夢だったかな。

お笑い担当のやつは、女とデートみたいな夢だっけ。あんまり思い出せない。よく騒ぐうるさいやつだなあぐらい。イノシシの仮面かぶってるやつは、よくわからん夢だったかな。

そんで主人公は、これは夢だと気がついて、目覚めるために、夢の中で自殺するという方法をあみだします。それで目覚めて、敵の鬼と対決になって、鬼は列車と一体化して圧倒的優位にたってるんだけど、

なぜかさっさと乗客を食べずにあとにとっておくというわけのわからないことをやって、主人公たちが反撃して勝ちます。

負けた鬼が、いかに主人公たちが強くて、自分が作戦ミスをしたのか、詳しく敗戦の分析をしてから死んでいったのが、なんか笑ってしまった。

ここまで詳しく解説してくれるのかって、ちょっと呆れたけどね。映画やアニメ、マンガの解説動画とか、考察動画が流行ってる時代だから、こういう描写もうけるのかもしれないっすね。

列車の鬼も片付けたし、乗客も無事でよかったよかったと思ったら、どっからともなく新しい敵の鬼がやってきます。

お前強いな、オレと戦え、そして鬼になれって先輩に迫ってくる戦闘バカの鬼が突然どっからともなく現れる。

なんだよ、こいつは~って思った。夢鬼と二人だったら、主人公たちに余裕で勝ってるんじゃないの?なんで時間差で出てきた?鬼って単独行動するやつらなんですかね。少年漫画の敵はだいたいタイマン勝負にこだわるヤンキー魂をもってますからね。

主人公側は複数人で戦うのに、だいたい敵は単独なんだよなあ。それもなんか腑に落ちないんすよ。マンガだと当然そういう設定になってること多いんだけど。

敵が普通に徒党を組んで複数で主人公側と戦ったら余裕で勝つんじゃね?みたいな。

まあ、それでかなり強い鬼で、めちゃくちゃ強い先輩もさすがに苦戦します。力は互角。でもそれまでの戦いで人間や仲間をかばって傷ついてるから、鬼のほうが優勢になって致命傷をくらう。

でも夜明けがきて、鬼は逃げなきゃいけなくなって、去っていきます。鬼は夜しか行動できないんだ。知らなかった。

逃げていく鬼に、ペーペーの主人公が、先輩は負けてない、おまえたち鬼が有利な夜に正々堂々と戦ったんだ、先輩はお前より強いんだって泣きわめきます。

勝負に勝って、試合に負けたみたいな状況ですかね。

命をかけて、後輩たちを守り、人間を守る、その姿を見せた先輩に後輩が感動の涙を流すという感動のシーンのはずなのだが、なんか幼稚なこと言ってんなあぐらいにしか思えないのは、自分が年寄りだからだろうな。

卑怯もクソもないだろうってちょっと白けてしまう。

子供のころに見たら、一緒に感動してたかも。

先輩の母上とのエピソードも毒親じゃないかとしか思えない。お前は強く生まれたんだから、弱いものを守りなさいって、余命わずかの母親が子供に言う。

呪の言葉だぜ。人のために生きろとかさ。子供にそんなこと言って死んでいく母親ってどうなん?他にもっと言うことあるんちゃうかって思っちゃう。

はい、母上!ってガンギマリの目で母親の言うことを真に受けて、そうやって生きてきた先輩は弱いものたちを守って死んで本望かもしれないけど、先輩の強さなら時間稼ぎして夜明けを待てば死なずにすんだのかもとか思っちゃって感動できない。

毒親の呪いにかかって死んだ悲しき犠牲者に見えて悲しくなっちゃった。

年取ってくると、感動話として作り手が作ってることが、それなんか違うようなって感じていい話に思えなくなってくる。

見終わった感想は、これが噂の鬼滅の刃か~っていう感じでした。人気がある、ヒットするのもわかるような気がします。

衣装やキャラクターデザインが派手でこってるし、暴力もたくさんあるし、必殺技もなんとかの呼吸!とか真似したくなるし、仲間とか先輩後輩とかヤンキー文化も盛り込まれてるし、

涙、家族もある。おまけに無駄のない説明セリフですべてを解説という、なんとなく見てても大丈夫というおもてなしもしてくれる。ヒット要素満載。

これはヒットするなあって感じします。まあ、ヒットしてるから、後付でなんやかんやと理由をさがして、こうだからヒットしてるんだなってこじつけて思ってるだけかもしれないけど。

自分はこういう少年マンガのノリはもういいかなって感じなので、はまることはなかった。こういうのは、自分が子供のころに、北斗の拳や聖闘士星矢やキン肉マンやドラゴンボールやジョジョの奇妙な冒険とかで散々読んだから、

いまさら新作で同じようなのを読みたい見たいとは思わないんすよ。それぞれの世代で、みんなが読んでた代表的な少年マンガって違うと思うんすけど、今の子供は鬼滅の刃がそれになるのかな?

この先10年、20年たつと、物事をなんでも鬼滅の刃で例えるおっさんおばさんが大量に出てくるんじゃないすかね。今、おっさんがなんでもガンダムやドラゴンボールで例えるみたいな感じで。

少年マンガに初めてふれる子供ははまるだろうなあ。大人も懐かしくてはまるっていう人もいるかも。


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