映画じゃないんだよなあ、雰囲気が。
始まってすぐに、あ、これは映画じゃない、ダメだ……
っていう雰囲気が漂ってる。
映像がなんかチープというか、家庭用のカメラで
映画っぽく撮ったみたいな映像で重みや深みがまったくない。
海外テレビドラマの映像は映画より少し落ちる感じだけど、
あれよりもさらにまた数段クオリティが落ちた感じの映像なんすよ。
なんかもう、こりゃスタローンが出演してようが
誰がでてこようが安っぽくなっちゃうのは避けられないなって感じ。
それにシルヴェスター・スタローンは主演じゃないんだよなあ。
ちょい役。
ちょい役というより省エネ出演。
作戦本部みたいなところで、うだうだしゃべるだけ。
壁にさ、事件の関係者の写真とか地図とかはって、
ピンでひもを張って関係図みたいなのを作ってるんだけど、
それがめちゃくちゃわかりにくくて、
なんにも捜査に役立ってなさそうで笑えた。
映画かぶれの映画マニアが作ったお手製のインテリアみたいなんすよ。
美術セットの完成度低すぎる。
ほう、よく調べたなってFBIが言ってたけど、
こんな図画工作見て感心できんでしょ。
スタローンはそれぐらいであとは若いよくわからない役者たちと
マシュー・モディーンがほとんどの時間出てきて
スタローンはまた最後だけ出てきます。
最後、唐突に車を走らせて現場に一人で直行して
適当に悪いやつを撃ち殺してまとめに入ってたのは笑ったなあ。
あとは、俺がうまくやっておくから、
お前たちは金を持って、行けよニコリって
そんな権限スタローンにないだろ?みたいな。
唐突にやってきて暴れて
あとうまくやっとくからってどういうことなんだみたいな。
いい話だなあ的なムードにしてたけど、
ぜんぜんそうは見えないし。
話も全然おもしろくないし。
話がくだらなさすぎて、
マシュー・モディーンが記憶喪失で、
あわわわって記憶が戻らなくてパニックになってる演技してるのが
だんだん馬鹿らしくなってくるんだ。
時間の無駄だったなあ。
これは最初のところで見るのやめるのが正解でした。
でもスタローン好きだから、
なんか見ちゃったけどね。
ものすごい年取ってましたけどね。
2018年の映画だからまだ最近といえば最近なんだけど、
スタローンとかスター俳優は老け役とかやんないのかな。
スターって年相応の見た目で年相応の役柄をやらないですよね。
いつまでも若い格好して現役バリバリみたいな役をやる。
スターってそういうもんなのかな。
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