なんかそれに途中でけっこう飽きてきたなあ。作ってるほうも途中で飽きてきてたんじゃないかって気がしました。
昔のスター・ウォーズのデス・スターっていう惑星破壊兵器を連合軍が撃破した話の裏では、名もなきやつらがデス・スターの設計図を入手するために頑張ってたという設定を思いついたからやってみたけど、途中でなんか飽きてきて、おもしろい山場とかおもいつかないからみんな死んだっていうことで終わっとこうみたいな。
デス・スターの開発設計者である天才科学者の娘が主人公で、父親との関係の描写はたっぷりあるし、父親がたくした希望を伝えるために戦うという話でもあるし、最後のところで盛り上がるかなあって思って見てたけど、おもいのほか盛り上がらない。
仲間たちも散っていくのだけど、自分から死ににいってるように見えて熱くないんだよなあ。なんであんまりぐっとこないのか不思議だけど、主人公たちの戦いにあまりのめりこめなかったかな。
よかったのはロボット刑事Kが出てきて、皮肉屋でおもしろかったところです。喋ることがいちいち皮肉っぽくて、ロボットなのに一番人間っぽい。それがおもしろかった。見た目もブラックでかっこいいし、あいつがこの映画の主役ですね。
ドニー・イェンの座頭市は期待させといてなんもないというがっかり。座頭市ドニーが出てきたもんだから、てっきりクライマックスで仕込み杖ライトセーバーを抜いての殺陣があると思ったのになかった。
フォースがどうしたこうしたとブツブツいいながら歩いて行くだけ。そりゃないぜ。
ルックはけっこう好きな映画だったけどね。衣装とかロボットとか宇宙船とかのデザインがアナログ感満載でいい感じだった。データがMOみたいなディスクに入ってるっていうのも、なんかバカらしくて面白いじゃないですか。
最後は電波で送信だぜ?なんだろ、宇宙をワープして飛び回ったり、惑星ふっとばす兵器を作ったり、自我のあるロボットとかいる時代にあんなデータの保存や送信やってるなんて信じられない。
そういう変なところがけっこう好きですね。まあ、普通につまらないのが残念だけどね。