そういう感じです。なんか作りがアメコミヒーローものみたいなんですよ。音楽がヒーロー参上!みたいなドラマチックで大げさだったり、CGが一昔前のスパイダーマンみたいだったり。グールは背中から触手が出てくるんだけど、スパイダーマンでもそういう敵がいませんでしたっけ?ドクターオクトパスとかいうやついなかったかな。
あれみたいな感じで、触手をうねうねやってバトルします。まあ、CGの質は正直ちゃちいです。戦隊ヒーローものみたいな特撮CGってかんじです。CG感が丸出しだみたいな。
漫画が原作らしいのですが、登場人物の見た目は意外とマンガマンガしてなかった。出演者みんなけっこうはまってたんじゃないかなあ。大泉洋にはちょっと笑っちゃうけどね。ガクトみたいなかっこうした大泉洋が出てきてニヒルなセリフをはく。
どうしても笑っちゃうんだけど。ああいう役は大泉洋にはあんまり似合わなかったなあ。捜査官の人のコートのデザインが凝ってて、それどこのブランド?って思った。遊戯王の海馬か?みたいな。
あとは大変ですねみたいな。グールは人間の食べ物がまずくて食べられないっていう設定なんすけど、人間の中にまぎれこむために、我慢してうまいふりをして食べるのが大変みたいなシーンがあって、大変だなあって。
臓器移植されたあとに、味覚が変化して人間の食べ物全部まずくて食べられないっていう描写があったりします。冷蔵庫の食べ物いろいろ食べ散らかすけど、全部まずくて吐き出してしまうみたいな。
その食生活の大変さしか印象に残ってない。あとは清水富美加がドエスな役で出てきてなかなかよかったです。これ出家する前の作品なんですねえ。けっこう古いんだな。