アクションはけっこうおもしろくて、SF世界観もけっこうよかったのに、なんか残念でしたね。300年前に大戦があって、天空都市とその下の世界に暮らす人たちがいる。アリータはサイボーグ。ゴミ捨て場に捨てられてたのをクリストフ・ヴァルツが拾って修理した。
記憶喪失なんすけど、すごい武術が使えて強い。わたしはいったい誰なの?っていうね。そんな感じで最初のほうはけっこうおもしろかったです。おもしろかったというか、この先の展開でおもしろくなりそうなスタートだねみたいな。
それがどうもはっきりしなくなる。ジェニファー・コネリーとか出てきてなんかやってるんだけど、何をしたいのかがいまいちはっきりしません。何がしたのかよくわからないけど、アクションシーンはしっかりあるので飽きることはないんだけど、どうもね。
アリータが怒ったりなんかしても、なにの怒りなのか、なんのことなのかよくわからないから、アクションにものれない。動きのおもしろさはあるから、楽しめることは楽しめますけどね。カンフーみたいな格闘アクションで、動きはよく他の映画でも見かける感じです。
ローラースケートバトルのスピード感とかよかったですけどね。やっぱり気持ちがそこにのっていかないので、せっかくのいいアクションも台無しみたいな。