山崎製パン製造の食パン。激安価格の商品じゃないですね。食パンは100円以下のものもあります。それとは差別化するために、熟成湯捏を使っているとか、もっちりしているとか、一味違うということをアピールしています。
確かにもっちりしてる生地ですね。ふわふわのもちもち。そして甘みもあります。そのままで食べても喉が詰まることはないです。自分が子供のころの食パンってなんかバターとかマーガリンをぬらないと、カスカスで喉が詰まるような食パンばっかりだったような。
それが今では菓子パンみたいな食パンが普通になってますね。日本って菓子パン好きですよねえ。惣菜パンとかもすごい種類あるし。日本ではパンはやわらかくて甘くないと売れないんだろうなあ。
昔さ近所の大きなスーパーのパンコーナーがオープンして、本格的な本場のイタリアパンだったかな、外国で売られているような、スタジオジブリのアニメに出てくるような、硬くてでかくてあごが疲れるような生地のパンを売っていたんだけど、すぐに、日本的なやわらかくてあまくて、惣菜がいっぱいのってるパンにラインナップが切り替わっていました。
本場イタリアから来たらしいパン職人の人も最初いたんだけど、その人もすぐにいなくなっていた。やっぱ日本でかたくて生地が重たいパンははやらないんだなって、そのとき思ったなあ。
日本は食べ物の甘みにこだわりますよね。肉も脂身の甘さがうまさだって感じだし、寿司もトロとかサーモンとかの大甘なのがうける。パンもそうなんだろなあと。
原材料を見ると、小麦粉、砂糖混合ぶどう糖果糖液糖、マーガリン、パン酵母、食塩、米粉、発酵種、脱脂粉乳、醸造酢、こめ油、とうもろこし油とちょっとした料理みたいな成分が入ってます。これに添加物もあって、もはや食パンは完全栄養食じゃないかみたいな。
食パン1枚のなかに栄養成分ぎっしりみたいな。食パンって主食で、おかずは別っていうイメージだったけど、今の食パンは食パンだけでかなり栄養あるんじゃないすかね。これにバターとかジャムとかぬって、卵のせたり野菜のせたりとかしたらトゥーマッチなような気がした。
生食でけっこうお腹いっぱい。トーストしても食べてみたけど、このままでけっこううまいです。なんもつけずにそのままでもうまい。今は食パンも菓子パンみたいな時代なんだなあ。