主演はロバート・デ・ニーロです。彼の幼少期から老年期までを描くってわけ。大河ドラマ。とにかく下品。下町が舞台だからなのかな。子供時代は子役が演じてます。ジェニファー・コネリーが出てきて驚いた。子役時代にこんな映画にも出てたんだ。
ロバート・デ・ニーロが恋する女の子の役なんだけど、プライドが高くて、上から目線で男を手玉に取るお高くとまった女の子でなかなかよかったです。わたし女優として有名になるの、あなたなんかわたしと釣り合わないわってな感じ。
でも好きなのはあなただけよとか言ってキスしたりする。子役のロバート・デ・ニーロはめろめろ。それでさ、おとなになってからロバート・デ・ニーロとその子がデートする。大人になった時代はジェニファー・コネリーじゃなくて別の女優が演じてます。なんかしんみりとしたいい雰囲気になったけど、ロバート・デ・ニーロが車中で強引に抱こうとしてぶち壊しです。
なんだろ。子供のころからいつかはあいつをものにしてやるぞと思い続けたけど、やっぱり手に入らないってわかって、だったら無理やりにっていう、虚しい行動でなんだか悲しくなったな。
あの女の子もキスしたりとか思わせぶりな態度とりすぎだよなあ。わたしも好きよ、でも一緒にはなれないわって寸止めプレイ。そんなんで下品で野蛮なロバート・デ・ニーロが納得するわけない。彼女はそのままハリウッドに旅立ち、気まずい別れをする。それで30年とかたって再会する。それでなんかいろいろと複雑な思いが二人のあいだにたちあがってたそがれるみたいな。
悪ガキ仲間と一緒にいろいろ悪さもして、悪い仕事もやって大人になってからも仲間といっしょにやってきた。ロバート・デ・ニーロにとっては仲間と過ごした思い出だけが宝物。だから阿片窟でアヘンを吸ってなにもかもよかった幻想の中に逃げ込みたかったんだろう。
ジェームズ・ウッズが裏切ってるとわかってもそれを認めたくない。悪ガキ仲間たちとの青春時代の思い出を美しいままにしておくほうをロバート・デ・ニーロは選びたい。それが嘘で虚しいことであっても。
でも長いですよねえ、やっぱ。ネットフリックスとかで連ドラとしてやればいいような内容だと思う。それと役者たちの演技がパントマイムみたいでくさい演技に見えるのも、好き嫌いでるだろうなあ。
ロバート・デ・ニーロもくさい演技してるんですよ。大げさな表情つくった演技。他の役者もみんなそう。芝居ががった演技でけっこう演技演技してるけど、セルジオ・レオーネ監督が劇のように演じさせたのかな。
それと時間軸が前後して子供時代になったり青年時代になったり老年期になったりするので、どの出来事がどの順番でおきたのかちょっとわかりにくかったかな。