いや、トム・ヒドルストンとジェシカ・チャステインがあやしいのはわかったし、幽霊がなにか伝えようとしてるのはわかったし、早く次いってくれないかな~ってずっと思って見てました。ゆっくりしすぎてる。いつまでダラダラやってんだみたいな。
衣装やセットが素晴らしいのでなんとなく見てられたけど、内容なさすぎる。なさすぎるというより1時間ぐらいでやるような1本調子の話なんだな。それを2時間に引き伸ばしてる。引き伸ばしてるというか、そう感じちゃうスローすぎて。
主人公のミア・ワシコウスカがのんきに浮かれてるのを1時間見せられてもなあ。お父さん殺されてるし、変な幽霊でてくるし、トム・ヒドルストンとジェシカ・チャステインはあやしすぎだし、なのにミア・ワシコウスカはのんきに新婚気分で浮かれてる。
そもそもミア・ワシコウスカはおかしいやつなんだ。小説とか書いて自立した女性を気取って貴族やその妻をバカにしてるちょっと勘違いしたお嬢さんなんすよ。親が大金持ちだから自由に小説なんか書いて遊んでられるのに。
男に頼らない女性を気取ってるのに、選んだ男が普通にあやしいトム・ヒドルストン。どっからどう見ても胡散臭い。君の書く小説は素晴らしいとか言われて簡単に夢中になるってどういうことなんだろ。普通にどうしようもないやつだ。
うーん、映像以外見るとこなかったですね。お話は青ひげもの+幽霊ものみたいな感じですかね。結婚しては妻を殺して財産を奪って生きている姉弟がいて、次のターゲットに主人公がなってまんまと結婚までいくんだけど、幽霊が彼女に警告し続けていた。その幽霊とはっていうね。
まあ冒頭の主人公が幽霊を信じるというくだりから、幽霊の正体は誰かだいたい予想つきますね。見た目が怖いから悪霊に思えるけど、善霊で彼女の味方だったというね。
ちょっときつかったかな。監督としては愛の物語を情感たっぷりにやったつもりなんだろうけど、あまりうまくいってないような。音楽も甘いメロディーでいかにもラブな感じなんだけど、いまいちピンとこない。
かと思ったらさ、最後のバトルがなんか滑稽というか、それまでの雰囲気とかわってスプラッターホラーっぽい感じになるんすよ。ミア・ワシコウスカが大怪我してふらふらだったのに、バトル開始でなぜか元気よく走り回ってて笑えた。
スコップもって仁王立ち。スコップでジェシカ・チャステインを一撃でKO。なんなんだ、ミア・ワシコウスカ。このひとがよくわからない。自立した女性を目指してたのに、詐欺師男の見た目の良さにすぐにひっかかるミーハー女。
あやしすぎる姉と辺鄙な謎の洋館で新婚生活っておかしすぎるだろ。だけどミア・ワシコウスカはトム・ヒドルストンに夢中なので気にならない。そして最後はジェシカ・チャステインの攻撃をものともせず返り討ち。
一応、毒を盛られていたり、直前に突き落とされて大怪我したりしてたはずなんだけど、めちゃくちゃ元気に攻撃をかわしたりカウンター攻撃出したりしててどうなってんだと。さっきまで死にかけだったのに、この元気はどういうことなんだろみたいな。
よくわからない。最後はよくわからないポエムナレーションでしめる。なんだろ。キャラクター造形に問題あるからおもしろくないんだろな。