売人があちこち移動して、ブツを回収したり、金を回収したり、取引したりしてるのについてまわってるって感じです。これがほんとつまんなくて見ていられない。これほんとにユーチューバーの動画みたいなんすよ。
主役の人のファンだったら見てられるけど、そうじゃなかったら全然なにがおもしろいのかわからない。ユーチューバーの動画ってだいたいそういう感じじゃないですか。動画の内容がどうこうというより、ユーチューバーのファンだから見るっていう感じ。
そういうところがまんまYouTuber動画だった。この映画が作られたのは1997年だから当時はぜんぜんユーチューバーとかなかった。だからこういう密着映像みたいな撮り方は映画でやってもある程度斬新でおもしろく感じたのかもしれないですね。
今じゃYouTubeに密着映像が溢れているから、今の感覚で見ちゃうときついものがあります。今大人気のマッツ・ミケルセンが出演しているのが唯一の見所かな。それも前半に少し出てくるだけなので見所でもなんでもないんですけどね。
坊主でヘラヘラしてるマッツ・ミケルセンが見れます。なんなんだろうな。売人の1週間に密着するっていうのはいいんだけど、何も起こらなさすぎ。いや、一応起こってるんだけど、おもしろそうに見せてくれない。
なんかスポンサーに金借りてて、それの返済期限がきててどうにかして大金を用意しなきゃいけない切羽詰まった状況らしいです。それで大きな取引をまとめようとするんだけど、警察に追っかけられて取引はおじゃん。
母親から金もらったりしても焼け石に水でもうだめかっていうときに、どうにかなりそうな感じになるんだけど、女が逃げてそれもパアでもうダメポで終わりです。
うーん、やっぱりこれは実際の売人に密着しているような雰囲気を見せたい映画なんだろね。だから全然おもしろいことが起きない。リアル志向っていうわけかなあ。かと思えば、突然ノリのいい曲が流れてかっこいいMV風のシーンがあったりします。
でも全然しょぼくて見てられない。
これさ、続編が2本もあるんだよね。なんでこれで続編が作られるのかまったくよくわからない。ヒットしたんすかね。まあ、ヒットしたから2も3も作られたんだろうけど、これでヒットするのかな?よくわからない。
ニコラス・ウィンディング・レフンのファンの人以外は見なくてもいい映画でした。
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