設定描写に8割時間使って、肝心のドラマが始まりかけたところで映画は終わる。なんだこりゃ?っていうね。ドラマを全然始めない。どうでもいいところをぐるぐる回って時間稼ぎしてるみたいな。
結局、描きたいドラマがもともとないんでしょうね。設定だけがある話で、そこからどうなるとか、どうするとかいう部分は、最初からないんだろうな。漫画が原作らしいんすけど、漫画もそんな感じなのかな?
6歳のときに事故で昏睡状態になった友人の話。松坂桃李と菅田将暉の話。うーん、子供から大人になるってどういうことなんだろみたいなことなんでしょうかね?よくわからない。うだうだやってるだけ。
状況説明をうだうだうだうだ。で?っていうね。そのうだうだうやってるところが見せたいところなのかもしれないですね。主人公たちが何かを感じて何かをやろうとしても、結局なんにもならないんだよみたいな。
そういう空虚さがかっこよかった時代のマンガなのかもしれないですね。そういうしらけてるドラマのない話って今の時代にはあんまりフィットしない。大人になんかなりたくないー!とか叫んでましたけど、なんだかなあ。
菅田将暉の演技もどうなんだろ。うまいとか下手とか以前に、あれじゃあ6歳じゃなくて白痴じゃないか。長年の昏睡で脳が損傷しているという設定なのかな?二階堂ふみは賑やかし役でしかなかった。
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