紛争や内戦で市民が犠牲になっていう現状を世に知らしめることが彼女のやりたかったことみたいですね。戦争というとなんか国と国の争いみたいな感じがして、そこに犠牲になっている市民、子供たちがいるということを忘れがちです。
それを現地で取材して、現地の市民の声をひろって世界に発信する。そこに意義を見出していた記者みたいですね。戦争はそこに個人がいて、一人ひとりの人生を左右するものなんだというね。そういう彼女の信念みたいなものをロザムンド・パイクは全身で演じていました。
役者はいいし、戦場記者としての心意気も素晴らしい。こういう人がいたんだなっていうことを知るにはいい映画だったかな。エンタメな感じの盛り上がりみたいなものには欠けるから、サスペンスとかアクションとかを期待するとがっかりするけどね。
しっかし、ロザムンド・パイクはなかなか貫禄出てきましたね。なんか軽いっていうか、お人形みたいであまり熱量を感じない女優だなっていう印象があったんですけど、年取ってからだんだん人間味がある演技をしてきたような感じします。味がでてきたね。
女優で主演はるってなかなか難しいみたいですね。だいたいの女優って主役がまわってくることは少なくて、主人公の恋人か妻の役とかで主役じゃないモブみたいな役柄が多くなっていくらしいです。年をとるとそれが加速していく。
まだまだ女性が主役の映画って少ないなあ。
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