1920年代を舞台にしたセックスについての調査研究をする大学教授の話。それが全然おもしろくないんすよ。コメディでもないし、エロスでもないし、大真面目なシリアスドラマでもない。
なんとなく時間が過ぎていって、なんとなく終わりを迎える。なにがしたかったんだろう?みたいな。時間の無駄をしたなっていうね。見るんじゃなかったなあ。
題名がおもしろそうだから見ちゃったわけですけども、どうしてこんな作りになってしまったんだろう。設定はいくらでもやりようがありそうなんだけど、話がなんにもないんだよ。
セックスについての聞き取り調査をするために、大学教授が女性の速記者を二人雇う。集まった男たちがいろいろと議論する。それだけです。
雇ったネーヴ・キャンベルとロビン・タニーに少しセクシーな衣装を着させて集まった男たちの反応を伺ってみたりもする。ネーヴ・キャンベルは地味で奥手な女性で、奔放な男たちの話に驚いてじょじょに影響をうけていったりもする。
なんかここらへんにドラマというか、ネーヴ・キャンベルがどうにかなっていくドラマがあるのかと思いきや、そういうのはない。肩透かし。
ほんとなんにも話がないんすよ。途中、ニック・ノルティがやってきて、獣姦の話をしてみんなドン引きするみたいなシーンがあるんだけど、別に笑えるようには作ってないし、かといってシリアスな何かがあるわけでもない。
コメディにもしてないし、シリアスなドラマにもしてない。作り手は何を考えてこれをやっているのかさっぱりわかりません。わけがわからない。
ダラダラと時間だけが過ぎていく。
こういう作り手の意図がまったくよくわからないとらえどころのない映画ってけっこうあるけど、なんなんだろう。ほんと時間を無駄にしたとしか言いようがない。
つまんないとかひどいとか、そういう感想すら思い浮かばない。議論が白熱するわけでもないし、なにか劇的な事件がおこるわけでもないし。ほんとひどい映画だ。
大学教授で研究でセックスをとりあげるんなら、もっとちゃんと調査しろよって思った。こんなの研究として成立してない。実験目的がよくわからないし、計画もなんもなし。適当に集まってだべってるだけ。
インキュバスがどうとかこうとか言ってたけど、知らんがなとしか。
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