意地の張り合いというか、メンツを潰されてそのまま黙って引き下がれるかよっ!みたいな。伊藤歩なあ。完全に極道。
上戸彩と斎藤工が不倫。斎藤工の奥さんが伊藤歩。上戸彩と斎藤工が純愛ごっこしてるのを見せつけられた伊藤歩が暴走する結末。ヤクザの抗争かと思った。
なかなかおもしろかったなあ。斎藤工のことがいまいち信じられない上戸彩の不安な気持ちもわかるし。斎藤工の奥さんとうまく別れられない苦悩もわかる。田舎町の人たちの嫉妬まじりの視線もわかるし。
上戸彩が真人間気取って、自分たちのことをペラペラ喋る鈍感な無邪気さが、腹立たしいのもわかるなあ。こりゃいろいろ問題あってこじれたままだぞって。
それが最後らへんになると、丸く収まるのかなって思わせておいてからのそんなハッピーエンドにはしませんよなラスト。なかなかいいですね。下がって上がってやっぱり下がるみたいな。
人は面子が一番大事なんだなあ。プライドを傷つけられると黙っちゃいられない。いやー、合理的な判断をするのなら、夫がもう自分に気持ちがない、別の誰かに心変わりしちゃってるのなら、あっさり別れたほうが得なんだよなあ。
好かれてない人と一緒にいるほうが損なんだけど、そんな損得勘定で感情ははかれない。
腹の虫がおさまらないってわけですね。こけにされた挙げ句に、てめえらだけ幸せになるなんて許せねえってわけだなあ。
なんかこういういらない意地をはって、自分も周囲もみんな不幸にする感じもわかるなあ。結果は全然いい結果じゃないのに、なぜか気持ちは晴れやかみたいな。怖いね。わかるから怖い。
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