なんでも撮影しながら劇場で放映したらしいですよ?なんかよくわからなかったけど、舞台演劇のように映画を作ったっていうことなのかな。何度もリハーサルをやり、舞台となる場所を確保するのに苦しみ、放送が途中でとまったりとか、準備段階でかずかすの困難に遭遇。
そりゃあ撮影と放映を同時にやるんだから大変なのは大変ですよね。ウディ・ハレルソンがなぜこんな試みをするのか理解できないと、俳優仲間のエドワード・ノートンやジェニファー・ローレンスが、無謀なことをするなと言うシーンが出てきたりと、なかなか盛り上げます。
どんな映画なんだろー、わくわくみたいな。でも、始まってみると普通の退屈な映画なんですよ。がっくし。ウディ・ハレルソンがロンドンで騒動をおこした1日の話を追ったドラマです。なんでも実際の体験をもとにした話なんだとか。
ロンドンでタクシーでもめて逮捕騒ぎになったのを膨らませた話なのかな?よくわからんけども。ロンドンで嫁さんと夕食をともにするウディ・ハレルソン。そんなときに乱交パーティーをしたという新聞にゴシップ記事が掲載される。
これが嫁さんにばれて大騒ぎ。明日はハリポタの撮影現場を子どもたちをつれて見学する予定だったいうのに奥さんは激怒して去っていく。親友のオーウェン・ウィルソンとも揉めてしまう。
そこに居合わせたアラブの王様かなんかと一緒に夜のクラブへ。またそこで騒動があったりなんかしてタクシーに乗るんだけど、そのタクシーでもめる。灰皿を壊したということで警察へ。
留置所にぶちこまれるウディ・ハレルソン。最悪だおお神よって感じ。まあ最後はオーウェンや奥さんや子供たちが迎えに来てくれてオシマイです。ウディ・ハレルソンがロンドンでいろいろあった1日を追ったというだけの話です。
これが普通に普通の映画みたいな感じで出来てるんすよ。特別、ライブ感が強い映像になってるわけでもなく、リアルタイム撮影している緊張感が画面に現れているわけでもなく、リアルタイムに撮影して放映した映画と聞かずに鑑賞したら、まったくそれと気が付かない。
それだけうまく作られているということなんだけど、だったらこれをリアルタイムに撮影放映する意味があるのかっていう感じなんすよ。なんだろな。リアルタイムに撮影して放映するっていう方式をわざわざやったことに意義が見いだせない。
うまくできてるけど、うまくできているがゆえに意味があんまりないみたいな。これが段取り通りにいかずに変な展開になってたり、おかしなハプニングがおきてたりしてるんならおもしろかったんだけどね。
よっぽと入念に準備とリハーサルをやったんだろうな。役者も撮影するほうも放映する人も全員プロフェッショナルだから問題なく完成しちゃったんでしょうね。ゲロ吐くシーンとかすごくうまくできてたし。1カット1カメラで100分長回しをあちこち移動しながらうまくやってのけた。それはすごいんだけど、出来上がりの映画はあんまりおもしろいもんでもない。
これは撮影してる裏側を撮影してるメイキングムービーはないんですかね。この映画と裏側を撮影してるメイキング編とセットで楽しむものなんじゃないすかね。
DMM動画で「ウディ・ハレルソン ロスト・イン・ロンドン」を視聴する