ふたつ人格があって、昼間のジョナサンと夜のジョンという別人格が一つの体を交代で使っていた。病院で医者の治療をうけてるみたいで、耳のところに装置を埋め込んでて、それがタイマーになってて7時で人格がスムーズに入れ替われるようになってるようです。
SFなのかなんなのか。そんな装置があること以外は普通の世界なのでSFっていうことでもないんだけど。それでお互いの生活をビデオレターで報告しあって暮らしています。今日、こういうことがあった、あれを買っておいてくれとか。
ジョナサンは毎日規則正しくリズムを崩さずルールを守って暮らす几帳面な性格。ジョンはちょっとだらしないというか、享楽的な感じもある人間味ある性格。映画はジョナサン視点で展開していきます。
恋人を作らないというルールをやぶってバーの女といい仲になっていたジョン。それを咎めるジョナサン。ここから二人の関係がぎくしゃくしだし、ジョンはビデオレターを残さないようになって出てこなくない。
寂しくて焦るジョナサンだが、バーの女性といい関係になって初体験したりとかします。それで時間がだんだんずれてくる。どういうわけかわからず混乱してくるジョナサンですが、ドクターによれば、主人格はジョンのほうだからってことらしい。
ジョナサン視点で映画はすすんでいたので、てっきりジョナサンが主人格でジョンのほうが派生した人格なのかとミスリードされてたわけです。しかし、それがわかったからといって、どうという驚きもない。
なんかその人格の入れ替わりで何か事件があったとか、謎があったとかなら、そういうことだったのかってなると思うんだけど、とくになんもないんすよ。それがきついなあ。
ただの日常生活の描写が続いて、最後、ひとつの人格が消えましたっていうだけ。もうちょっとなにか見せ方とか話の展開とかに工夫が欲しいっすね。二重人格ですっていうアイディアだけで、そのアイディアを生かしたストーリーがない。
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