黒水仙
なんだか大味だなあ。昔の戦争時代の出来事がもとで現在で殺人事件がおきてっていう話。松本清張ミステリーみたいな雰囲気の映画だったなあ。朝鮮戦争時代の捕虜収容所でのあれこれが犯人の動機。
後半、舞台は日本の宮崎県に一瞬うつる。宮崎県にあんな川下りのいい景色の場所あったんだ。行ってみたいなってちょっと思いました。バカモノガ、ワシハハンニンジャナイっていうのがちょっと笑えてしまった。
全体的に言えるのが演出が臭い。大げさというか、俳優のアクションが芝居がかってるというかなあ。くどいって思っちゃうような画作りがされてますね。音楽のつけかたも、ちょっと大げさすぎる。
最後の彼女に触るんじゃない!という感動シーンもなんかやりすぎな感じがしてすんなり見れなかった。韓国から日本に渡って日本人として暮らしていた容疑者の微妙な日本語にもげんなり。元市議会議員かなんかやってる権力者っぽいのだが、日本語の発音が微妙すぎでどうも無理があるように感じてしまう。
囲碁のシーンに地震みたいなのが起きるのもなんなのかよくわからない描写だったし。全体的になんか大味だった。雰囲気としてはちょっと豪華な火サスって感じです。