スキップしてメイン コンテンツに移動

『問いこそが答えだ!~正しく問う力が仕事と人生の視界を開く~/ハル・グレガーセン 訳:黒輪 篤嗣』【読書】


問いこそが答えだ! 正しく問う力が仕事と人生の視界を開く [ ハル・グレガーセン ]

重要なのは答えではなく、問いのほうだった!そういう話がエッセイ風に綴られているビジネス書。ちょっと文学的というか、まどろっこしい文章で書かれているので、内容が入ってきづらいです。

正しい答えであっても、問いが的外れであれば意味をなさない。正しい問いを設定できるかどうかが重要。写真を撮るときを例にだしていましたが、カメラを被写体を追いかけて動かすのではなく、まずフレームを決めて固定し、シャッターを押す瞬間が来るのを待つのだというのが印象的ですね。

まず枠を設定することが重要なんだと。その枠の決め方で写真が決まると。答えを追いかけ回す前に、まず問いを決めるのが重要なんだと。なるほどと思うのだけど、なかなか実行するのは難しいですね。

考えや概念としては理解できるし、そのとおりだと思うのだけど、生まれてこのかたそういう考え方をする訓練をしていない。学校や会社では、正しい答えをだすことが正しいという教えをいやというほど叩き込まれる。

問いを考えることに時間を費やすなんていうことをやったことがない。質問すること、問うことはバカがやることで、恥ずかしいことだという刷り込みは、並大抵のことでは消えないです。

なんだか皮肉じゃないですか。問題を解決する人や企業が世の中をよくするし、お金持ちになるし、人の役にたつのに、そういう人間が生まれないような教育を子供にせっせとしている。

自分自身、問う力がまるでないことをよく感じます。何か問題が起きたときに、問題のなにが問題なのか、どこをどうしたら解決するのか、何をすればいいのか、なにも手につかなくて真っ白になってしまう。

みんな子供のころは、疑問に思ったことを一日中考えていたり、これってどういうことなんだろって質問したり、なんで?なんで?と問いを探すことに夢中になってたもんですが、周囲はそれにつきあってくれない。

そのうち問いを考えることを忘れてしまう。まあ、親も先生も学校も社会もみんな生活に追われて生きてるわけで、仙人や哲学者みたいに思索にかまけるなんてことは無理。子供に辛抱強くあわせて付き合うことができる大人はほとんどいないでしょう。

問いこそが答えだ。そのとおりなんだけど、そう実行するのは難しい。




このブログの人気の投稿

ナショナルドアホン玄関子機VL-568KAが故障しているので、パナソニックVL-568KA-T(茶)に交換してみたんだ【DIY】

かなり前から故障していたドアホン玄関子機をついに交換。 20年以上前から1度も交換されてなかったっぽい。 今ついてるドアホン子機はNationalのVL-568KAです。 ナショナル?って何?って今の若い人はなるけど、 パナソニックは昔、ナショナルとか

ラ・ムーで売ってた『マジックキューブ MAGIC CUBES バニラ味』は安くて甘くてサクサクな海外お菓子だ【税別91円・原産国マレーシア】

ラ・ムーで売ってた安い海外お菓子を買って食べてみました。「マジックキューブ バニラ味」が内容量130gで税別91円でした。原産国はマレーシア。Tortoっていうのがメーカー名かな?中身は一口サイズのウエハースです。

ラ・ムーで『冷凍ブロッコリー』を買って食べてみたんだ【グリーンフーズ】

生野菜が高い。げんこつぐらいの大きさのしなびたキャベツが378円。そんなの買う気にならないので、冷凍野菜でお茶を濁す毎日です。ラ・ムーで売っていた「冷凍ブロッコリー」を買ってみました。内容量280gで税別110円でした。

財布が語る、宮部みゆきミステリ『長い長い殺人』【映画のネタバレと感想】

長い長い殺人 これはどうかなあ。宮部みゆきの小説の映画化作品なんすけど、映画っていうかWOWOWのテレビドラマですか、 財布が語るという形式が小説で文字でやってるときは、奇妙な味がでてよかったのが、映像にすると財布を語らせる意味があんまりなくて余計に感じてしまった。

夏は『レモン果汁(製菓用)』を業務スーパーで買ってきて、水でわってレモン水にして飲んで暑気払い【原産国ベルギー・250ml税別128円】

レモン果汁(製菓用) 夏はさっぱりしたものが飲みたいですね。業務スーパーで売ってるレモン果汁を買ってきまして、コップにブシャーっといれて、水を注いでレモン水にして飲むとすっきり爽やかでおいしいです。