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『僕の妻はシャルロット・ゲンズブール(原題:MA FEMME EST UNE ACTRICE/My Wife Is an Actress)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


妻が女優だったら夫は辛いよ映画。シャルロット・ゲンズブールは本人役でシャルロット・ゲンズブールを演じている。夫役のイヴァン・アタルは実際の夫らしいです。ほんとうの夫婦で夫婦役を演じてるってことかあ。イヴァン・アタルは実際は俳優で今作の監督だけど、映画の中ではスポーツニュースの記者で一般人役です。

芸能人スターと一般人が結婚したらっていう設定の軽いドラマかな。話は嫉妬の話。ぜんぜん難しい話じゃなくて、夫婦が些細なことからギクシャクするけど、仲直りしましたっていうだけの話でした。

シャルロット・ゲンズブールは有名スターで、夫婦でどこ行っても、シャルロットはサインしてくれだのなんだの声かけられて、夫である自分は無視される。

スピード違反で警官に止められても、彼女が助手席に乗ってると大目にみてくれたり、レストランを予約しようと電話すると、席がありませんと言われるけど、彼女が電話すると簡単に席が用意される。

ザ・芸能人パワーを見せつけられて、なんだかおもしろくないイヴァン・アタル。夫婦仲は円満です。シャルロットは夫のことを愛しているし気遣ってもいる。シャルロットは子供が欲しいなーとか思ってるんだけど、イヴァン・アタルはそうでもない。

イヴァン・アタルの姉が妊娠してて、ユダヤ人の割礼をうけさせるさせないとかで夫婦で揉めてるの見てると、無理して子供をもうけたくないなって感じかな。

そんで映画の撮影で彼女がロンドンへ行くんです。共演はテレンス・スタンプ演じるプレイボーイと評判のモテモテ俳優。なんかこれがよくわかんないんだけど、テレンス・スタンプはおじいちゃんで、とてもモテモテ野郎には見えないのだが、映画の中では女性たちがみんな彼に夢中でうっとり~って感じなんすよ。

なんでこんなおじいちゃんがもてもて俳優なんだろ?ってよくわかんないんだけどね。

さっそくシャルロット・ゲンズブールに近づいて落とそうとしてくるテレンス・スタンプ。なんか昭和の大御所俳優みたいで笑っちゃう。

ん?どしたん?相談のるよおじさんムーブで、シャルロット・ゲンズブールを落とそうとするけど、共演者以上のお付き合いはしないと一線を引いてガードをするシャルロット・ゲンズブール。夫のことを愛しているので、不満があるからといって、浮気はしません。

でもさ、ちょっとテレンス・スタンプのことをいいなとは思ってるのが笑えます。見てるこっちはどこがいいんだろうって感じっすけどね。

シャルロット・ゲンズブールが夫とのことでちょっと悩んでそうと思ったら、自分も妻とはうまくいってなくて家庭は冷え切ってるんだ、相談乗ろうか?とか言って距離を縮めようとする。

妻と関係がよくなくて家庭が壊れてるとか、大して深い仲でもないのにペラペラ喋ってくる男にろくなやついないなあ。

あとはなんだ、芸術のことをあれこれ造詣が深いようなこと言って、アーティストとして尊敬できる人なんだと思わせてくるし。

それでみんな女性がうっとりしてるのがおもしろい。ゲンズブールがなかなか落ちないので、アシスタントの女性に声かけてみて、アシスタントがうっとりしてるのを確認して大丈夫だと思うテレンス・スタンプとか面白いね。

イヴァン・アタルは妻が女優でもあんま気にしてなかったんだけど、周囲の男が、よく妻が女優で我慢できるな、キスとかセックスとか他の男とやってんの、耐えられないだろとか言うからだんだん気になってきます。

いや、キスとかセックスとかあれは演技で実際にしてるわけじゃない、女優を娼婦扱いするなって反論するけど、いや、演技でもキスはしてるし、ベッドシーンなら裸で抱き合うだろって言われて、なんか納得しちゃって、気が気でなくてロンドンの撮影スタジオまで気になって行く。

スタジオに行くとちょうどラブシーンの撮影日。なぜかスタッフ全員が全裸で撮影していて、イヴァン・アタルは妻はカルト教団の一員になったのかと呆然として帰宅。

これは夫がごちゃごちゃいうから、ラブシーンで裸になるのが嫌になったシャルロット・ゲンズブールが、監督に裸になりたくない、スタッフ全員が裸ならやると冗談で言ったのを監督が真に受けてやったことだったんす。

シャルロット・ゲンズブールにしたら笑い話なんだけど、夫からしたら、女優という仕事がわからない、妻のことがわからないとなって、ますます疑心暗鬼になってシャルロット・ゲンズブールに嫉妬をつのらせることになるってわけ。

しまいには、やつと寝たのかとしつこく詰問してくるようになります。シャルロット・ゲンズブールが否定してもまったく納得しない。寝たのか、寝たんだろ、って寝たって言ってほしいみたいな感じで迫ってくる。

最悪。うぜ~。

なんかよくわからんけど、イヴァン・アタルは役者という仕事を知るためなのか、自分で演劇のワークショップに通って演技を自分でもやってみます。そこで知り合った女の子とちょっといい感じになって、迫られて路上でキスしてしまう。

そこに撮影の休みでパリに戻ってきていたシャルロット・ゲンズブールが出くわして目撃されてしまう。

わたしは魅力的なテレンス・スタンプと共演してても浮気しないでいるのに、夫はわたしの浮気を疑ったうえに知らない女と浮気してるなんて……ってがっくしくるシャルロット・ゲンズブール。

さて、こうして揉めてる夫婦がどうなるかというと、とくになにもなく、すぐに仲直りします。なんで仲直りできたのかはまったく不明でした。

こっからすごくもめそうって思ったのに、少し話したらすぐに仲直りしててわけがわからなかったなあ。

まあ、夫婦喧嘩は犬も食わないっていうから、しょうもないことでケンカしたり、しょうもないことで仲直りしたりするってことでしょうか。

仲直りの夜に激しく愛し合ったのか、その後シャルロット・ゲンズブールの妊娠がわかってシャルロット・ゲンズブールが喜びを爆発させる。

それと同時に映画のオファーがきてて、共演者はレオナルド・ディカプリオだという。

こりゃまたいろいろありそうだぞ、妻が女優だと大変だみたいな感じでおしまい。

なんてことない夫婦のよくある痴話喧嘩ドラマ。

でもけっこうおもしろかったなあ。まあ、実際さ、芸能人とそうじゃない人が結婚するとあんまりうまくいかないですよね。だいたい離婚してるような気がするけど、やっぱ芸能界が特殊すぎてうまくいかないのかな。

芸能人同士でも片方が売れて片方がうまくいかないとかなってくると、これまたうまくいかないだろうし。夫婦はどんな夫婦も難しいってことかな。


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