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『スーパーマンII 冒険篇(原題:SUPERMAN II)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


スーパーマンって身バレしてたんだ。イメージではバレそうでバレない状態でずっといってたと思い込んでたけど、けっこうあっさりすぐにクラーク・ケントがすぐにスーパーマンだとロイスにバレてたんだ。意外だったなあ。

クリストファー・リーヴ主演のスーパーマンの第2作目。監督はリチャード・レスター。なんかこれ、1作目と2作目を同時撮影してたらしいんすけど、監督のリチャード・ドナーが途中降板したとかあって裏側でドタバタ劇があったみたいですね。

今回は、マーゴット・キダーがクラーク・ケント=スーパーマンだと確信して正体を確かめて、二人が結ばれる恋愛のドキドキ話と、1作目の冒頭で島流しになったゾット将軍ら3人の悪人が地球にやってきて、スーパーマンがそれと戦う話です。

身バレをどうしてしたかというと、暖炉の焚き火に落ちたメガネをとっさに拾ってしまって、手がやけどもなにもしてないからという、凡ミスです。

その前に、ロイスがクラーク・ケントの目の前で滝に飛び込んで流されていって身バレを誘うシーンもある。クラーク・ケントがスーパーマンだから、わたしの命が危機にひんしたら助けてくれるはずっていう、命がけの荒っぽい方法をやる。

いや、いくら確信してるからといって、そこまで命はる?って、ちょっと異常じゃないかって思うけど、それでは正体をあかせずに、くだらない暖炉での凡ミスでばれるっていうのがおもしろでしたね。

スーパーマンも深層心理で、もう黙っていられない、バラしたいと思ってたのよってロイスに言われてたけど、そうなんだろ。

それで二人は結ばれます。スーパーマンの北極の屋敷でしっぽりディナーで楽しいひとときをすごして、スーパーマンはスーパーマンパワーを手放して、普通の人間として生きることを選択する。

愛ゆえに普通の人間になる。でもさ、これってなんか変じゃないか。ロイスはスーパーマンだから好きなわけで、普通の人間のクラーク・ケントは友達どまりの好きなんだけど。

勝手にクリストファー・リーヴがスーパーマンやめますって先走ったのを内心はがっかりして冷めてたような気もする。

だってさ、億万長者の大金持ちだったから好きだったのに、男が勝手に、家を出てきたよ、お金も全部なくなって、ただの男になった、これで君との愛に生きれるとか言い出したら、さめて愛もなくなって別れよってなるし。

スーパーマンのスーパーパワー込のクラーク・ケントが好きなわけだからなあ。

まあ、そんでスーパーマンは普通の人間になって、定食屋のごろつきにさえケンカでかなわないぐらい貧弱な男になっちゃいます。

ボコボコにやられるクラーク・ケント。こんな姿見たくなかったはずだ、マーゴット・キダーは。そこにテレビでゾット将軍がアメリカ大統領を支配下においたというニュースで流れる。

世界の危機に恋愛でのぼせあがってる場合じゃない、もう一度スーパーマンに戻らなければって、クリスタルの屋敷に徒歩で戻るクラーク・ケント。スーパーマンだったら、ひとっ飛びなんすけど、普通の人間だから歩いて行くしかない。

スーパーマンパワーなしなし装置に入って、パワーなしなし光線を浴びたら二度とはもとに戻れないはずなんだけど、お父さん!!!っていうスーパーマンの魂の叫びにこたえたクリスタルの奇跡によってか、再びスーパーマンに戻れてゾット将軍たちとのバトルになります。

ジーン・ハックマン演じるレックス・ルーサーが脱獄して、ゾット将軍にとりいって、オーストラリアをもらおうとコソコソやる。

1作目でスーパーマンに邪魔されたのを根に持ってて、ゾット将軍をぶつけてリベンジしようってわけ。

一通り町で大暴れして、あとはクリスタル宮殿でってことになって場所移動。ジーン・ハックマンはもう用済みだから殺せとゾット将軍。こりゃやばいってことで、ジーン・ハックマンはスーパーマンと手を組もうと提案。

その提案にのって、スーパーマンは、あの装置にゾット将軍を入れたら、普通の人間にできるからと計画を話すんだけど、ジーン・ハックマンはまた寝返ってゾット将軍にその企みを話す。

ロイスを人質にされて、その装置に入るように強要されてスーパーマンはパワーなしなし光線をあびて万事休すかと思いきや、

ゾット将軍ら3人はパワーを失って普通の人間になってて、奈落に落ちてどっかいっちゃう。スーパーマンはジーン・ハックマンが裏切ることを予想してて、装置の外に光線が放たれるように細工していたのだ!

見事、世界の危機を救ったスーパーマン。ロイスとクラークの今後はどうなるのか。正体を知ってしまったロイスは、みんなには黙ってる、世界はスーパーマンを必要としてるんだから、わたしが独占できないと言う。

せっかく好き同士で一緒になれたはずなのに悲しいお別れか。そんな彼女とキスをすると彼女はすべてを忘れて、スーパーマンの正体を知る前にもどります。キスのおまじないで魔法をかけたみたいなエンディングですね。

まあ、人間の記憶をいじるぐらいならスーパーマンのスーパーパワーで簡単にできるんだろね。悲しい記憶なぞいっそないほうが幸せだみたいな。

うーん、まあ、これも古いっていうのが目立つ作品ですかねえ。今更見直すひつようもないような。よほどスーパーマンが好きで関連作品は全部見てみたいという人向けかな。

スーパーマン2は「スーパーマンII /リチャード・ドナーCUT版」っていうのもあるんです。リチャード・ドナーが編集しなおしたバージョン。これちょっと流し見したけど、かなり違うんですよ。


ロイスがクラークの前で危険なことして、スーパーマンに変身させようとさせる手段がめちゃくちゃ過激になってる。窓から飛び降りるとか、拳銃でクラークを撃つとか。空砲ですけどね。


あとあそこも違うな。人間になったクラークがクリスタル宮殿に戻ってきてのシーン。父親のマーロン・ブランドとの対話がけっこうちゃんと描かれてて、父がクラークと融合してスーパーマンに戻れたみたいなのをしっかり描いてる。


このシーンはこっちのバージョンのほうがよかったですね。

あと結末も大きく違います。1作目でやった地球の周囲をグルグル回って、時間逆回転戻しのわざを使って、時間を戻して全部なかったことにするっていうラストになってる。

リチャード・ドナー監督がやりたかったスーパーマンがわかる。でもさ、もともと1と2はセットだったらしいので、1もリチャード・ドナー編集版を作らないとつながらないよなあと。

初めてスーパーマンを1,2と見るのなら、冒険篇を見たほうがいいかもです。



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