女の泌尿器科医と男の産婦人科医が主役。お互い性格に難ありというかなんというか、いろいろ問題あってパートナーがいない。出会いは最悪。お互いこの人とはないなって感じで喧嘩ばかりになります。
まあ、それがいろいろあって、いろいろな面をお互い見て、だんだんいいかもって思い出して接近していきます。クリニックが隣同士で、住んでるマンションも同じなのでしょっちゅう顔合わすので、揉め事には事欠かない。
泌尿器科医は男性器の拡大手術が儲けの柱だし、産婦人科医は妊婦は診ないで膣縮小術がメインの仕事。なのでそのへんの下ネタにも事欠かないです。
まあちょっとしんどい感じではありましたね。昔の連ドラの各話をつなぎ合わせて映画にしてるみたいな感じなので、ワンパターンの繰り返しに見えてしまって、けっこう飽きてくる。それぞれのトラウマというか心の傷みたいなのも描かれる。
泌尿器科医は父親との関係が良くない。それで男性とうまく付き合えないみたいな感じ。産婦人科医は過去の出来事がトラウマで勃起不全になってて、女性とうまく付き合えない。そういう傷もつもの同士が惹かれあうラブコメ。
なんだけど、うまく描けているのかというと、全然うまくは描けてないです。そのへんも昔の月9ドラマみたいでした。ただの設定でなんか登場人物たちのコミカルな動きでごまかして、なんだかよくわからないけど、うまくいったみたいな。
最後の妊婦の急患を救うシーンとか、なんかもっと盛り上がりがあってもよかったように思うけど、あっさりと次のシーンにいっちゃう。拡声器で好きだ!って思いを叫ぶのも、なんか昔のドラマっぽいなあと。
泌尿器科医と父親との和解の見せ方もテレビのインタビューで父親が娘のことを大事に思ってると語るのを見るという形だけのもので終わらせていて、がっつりと父娘のドラマとして描くわけではないです。
すれ違うシーンの見せ方もコントみたいで、これも昔のテレビドラマみたいで懐かしかったです。うーん、おもしろいのかというと別におもしろくはなかったけど、こういうテレビドラマ昔によく見たなあという懐かしさでおもしろかったという感じですかねえ。
産婦人科医を誘惑するお色気お姉さんみたいなキャラが出てきて、なんか過剰でお色気を通り越して怖いぐらいでけっこう笑えました。