設定はなんかおもしろいと思いましたね。広場恐怖症で家に引きこもってる娘が治療のために砂漠の療養所に行く。バンで同じように療養所に治療に行く人たちと乗り合いで行くんすよ。3人だっけ。ゴルファーと盗み癖のある女とゲイ。母親も娘が心配なのでついていく。
娘は広いところに出るとパニックでおかしくなっちゃうので、棺桶みたいな狭い箱の中に入って移動です。そしたら襲撃されて盗み癖のある女が連れ去られてしまう。運転手とゴルファーとゲイは撃ち殺されて、母親も傷を負う。
後ろの棺桶に入ってた娘は気づかれず生き残る。そこから助けを呼ぶために砂漠を歩いていくわけです。広いところが苦手だけど、早く助けを呼ばないと母親は死んじゃうから頑張るみたいな。それがもうかったるいです。
描写にスピード感やテンポがないから見ていられない。襲撃犯のほうもお間抜け犯罪者なんすよ。田舎の保安官が弟と誘拐人質身代金要求しようと思ってやったこと。その弟がこれまた頭悪い。兄貴の言う事聞かない、というか聞けない。
薬飲んでて、こいつもちょっと精神の病気みたいなんですよ。
なんでこんな弟がいるのに、犯罪やろうと思ったんだって不思議になるぐらいのお間抜け犯罪者です。まあ、そんな感じでどうでもいいやつらがどうでもいいことやってるどうでもいいかったるい時間が過ぎていく。
これは見てるのが辛かったなあ。もうちょっとやりようあったんじゃないのって思ってしまう。思わせぶりな見せ方を冒頭からしてるけど、それが全然生きてない。むしろかったるく思ってしまう。
もっとバカ映画として、バカなムードを全面にだして作ったら愛すべきバカ映画になったんじゃないかなあ。
意味不明だもんなあ。後半に出てくるバイクの兄ちゃんとか、わけわからない。バイクに乗せてやんよって行ってみたら、バイクバラバラ。メンテでばらしてたらとまんなくなって全バラシしちゃったらしい。なんだこいつは……。