これ、どういうことなんだろう。変な間がなければけっこう見れる感じになったような気がする。テンポよくサクサクセリフ言って、ポンポン場面転換していってくれたら、けっこう見れたと思うんだけど、いかんせん変な間に支配されてるからきつい。
東方仗助を演じるのは山崎賢人。空条承太郎は伊勢谷友介。変なリーゼントに変な帽子と一体化した髪型なんだけど、けっこう見れる感じだった。ジョジョの独特な変なファッションを意外と着こなしてるなと。
観月ありさのお母さんとか、小松菜奈とかもマンガのイメージをうまく再現してるビジュアルしてたし、見た目はなかなかよかった。凶悪犯アンジェロは山田孝之。
でもなあ、結局、変な間延びした間が全部を台無しにしてる。なんでこんな変な間をとる芝居をやらせたのかよくわからない。芝居が下手なのかなあ。というより、変な間をとってるから下手に見えるというかねえ。
なんか思ったのが、漫画原作を実写化するときはテンポが大事なんだなと。マンガのコマ割りみたいにテンポよくカットをわってテンポよく見せる。実写にしたときにそれをやらずに、ただ役者に芝居させるのをじっくり撮っちゃうと間延びして見えてしまう。
リズムが大事なんだなと。マンガ読むときはスピードを読者側が自分で好きなように調節できるけど、映画はそうはいかないわけで。そこの速度調節がうまくできないと実写化はうまくいかないんだな。
このジョジョはリズムがめちゃ悪いです。リズム感ゼロ。第一章ということは第二章も第三章もあるのかな?次があるなら、そのへん改善してほしいですね。ないのかもしれないけど。
超能力で戦うビーバップハイスクールだと思えば楽しめるかなあ。おい、そこの変な髪型してるやつ!ってお前も一緒の髪型してるじゃんかって笑ったし。あ、仗助くんだって間抜けなセリフを棒読みで言う神木隆之介とか。けっこう笑えるところはあります。
うん、やっぱりこれはビー・バップ・ハイスクールだね。ビー・バップ・ハイスクール シャバ僧念力大戦。令和のビーバップスクールとしてシリーズ化してほしいね。