テリーサ・パーマーにはもうすぐ結婚という彼がいて別になんの不満もなくやってたんだけど、主人公のベンジャミン・ウォーカーと最初はいがみ合ってたけど、お互い運命の人だと思って急接近。
でもテリーサ・パーマーは結婚相手もいるし、いまさらすべてをすててベンジャミン・ウォーカーと一緒になってもいいのかという不安があって逃げ出してしまう。ベンジャミン・ウォーカーは彼女をあきらめようと一度は思う。
ここでベンジャミン・ウォーカーが、そうだよな、知り合ったばかりだし、いっときの感情の盛り上がりでしかないかもしれない、彼女と一緒になってもうまくいくとは限らないさとフェードアウトしてたら、未練たらたらの惨めな人生をおくることになってた。
ここであきらめずに、ゴリ押し強引にプロポーズして彼女と一緒になります。良い選択をしたわけです。彼女との相性はばっちり。子宝にも恵まれて楽しい家庭を築いて楽しく暮らすベンジャミン・ウォーカーとテリーサ・パーマー。
あそこであきらめてたら、この幸福が手に入らなかった。次の選択の時がやってくる。テリーサ・パーマーが交通事故で意識不明になります。人工呼吸器につながれたまま90日間だっけ。まったく目を覚まさない。
テリーサ・パーマーが90日間をこえての延命処置をのぞまないという意思表示にサインしていたので、人工呼吸器を取り外すことに同意してはどうかと医師から言われる。でもベンジャミン・ウォーカーは、素直にはいそうですかとはいかない。
統計上、90日こえて意識が戻らない場合回復する見込みは数%しかないらしいです。ここでどういう選択をするのか。彼女を見送るのか、それとも奇跡を信じて待ち続けるのか。ベンジャミン・ウォーカーは待つことを選んだ。
彼女の子供のころの思い出の写真に写っていた小屋?みたいなのを嵐のあとでめちゃくちゃになった浜辺に一人で作って、そこに彼女が家に飾っていたウィンドチャイムをつるして祈る。これがきいたのかなんなのか、彼女の魂は肉体に帰還。
テリーサ・パーマーは目を覚まして退院しました。エンド。うーん、よくわからない映画だった。ラブストーリーかと思ったけど、そういうわけでもないというかなんというか。後半、交通事故で意識不明になってからは、難病ものの悲しいエンディングになるやつかなって感じだったけど、そういう感じでもなく。
人生には重要な選択をしなければならないときがあって、そこでどっちを選ぶかで、幸福かどうか決まっちゃうよっていう話かな?
いや、違うか。プロポーズしなかったほうがよかった、延命処置をとめたほうがよかったという結果になる場合もあるわけだから、選択に必ず良い答えがあるわけじゃないよなあ。
まあ、なんか優雅な暮らしぶりの楽しげな人生をエンジョイしてる感じがおもしろかったですね。ベンジャミン・ウォーカーは父親も自分も獣医。テリーサ・パーマーはお金持ちのお嬢様で医学の免許とる勉強中。
海辺の家でヨット遊びにバーベキュー。ウェーイ系だね。