今回はシロとしんのすけ一家の話。シロに宇宙から落ちてきた爆弾がおむつのように装着されてしまう。その爆弾は宇宙人が作ったやつで1個で地球全体が爆発するぐらいの威力ある。宇宙からの侵入物を管理する組織UNTIがシロを捕まえようとする。
それと同時に謎の歌劇団が爆弾を狙ってシロを捕まえようとする。2つの勢力の間でシロをめぐる、爆弾をめぐる攻防が繰り広げられるってわけ。うーん、どうなんだろうなあ。今回は絵にあんまり力がなかったように感じたな。
2000年代に入ってから手描きからデジタルに変わってると思うんすけど、今回はなんかいかにもデジタルですって感じののっぺりした絵になってて、アクションシーンとかに全然迫力なかったです。歌劇団が歌って踊ってみたいなシーンも多いんだけど、絵に全然魅力がないので間が持たない。
オープニングの宇宙人のところも退屈すぎて、冒頭のつかみとしては失敗してた。
シロにくっついた爆弾をはがすことができないので、シロごとロケットで宇宙に打ち上げようとするUNTI。まあ、地球のためならそれも仕方ないかと、なっとくしかけるひろしとみさえだが、シロは家族の一員だというしんのすけの言葉に考え直す。
そうだシロも家族だぜ、がんばるぞ野原一家ファイヤーってなるんだけど、なんか白々しいというか、なんか薄いというか、なんか違うなあって感じなんすよ。感動のシーンだみたいな音楽が流れるんだけど、シロと家族との思い出みたいなのがほとんど描かれないのでいまいちぐっとこない。
これまでの映画やテレビやマンガでそれはわかるでしょっていうことなんだろうけど、この映画1本だけ見てもわかるように作ってほしかったですね。物語の大事なとこなんだから。
なんなんだろう。どうして、白々しい感じがするんだろうか。落ちてくるしんのすけをひろしが受け止めるところも、普通にただ受け止めてたけど、あれじゃあなんも感動できない。そんなんで受け止めれるんか~いっていうね。
突拍子もない、そんなのリアリティないっていうことでも、絵力でねじふせてくれてたらいいんだけど、絵にちからないからなあ。