市原隼人は教師。給食の献立を見て、今日はこれかどんな味がするのかどう食べるのかを考えることに全精力をかたむけている。誰よりも給食を愛し、給食の楽しみ方を知っていると自負しているのだが、ある生徒が自分より給食を知り尽くしているとわかりライバル心を燃やす。
なんだそりゃみたいな話なんだけど、見せますねえ。市原隼人の一人芝居がいいんだ。全力で給食を食べる市原隼人。ただそれだけなんだけど見ちゃうね。語る語る。給食メニューについての蘊蓄が美味しんぼなんか目じゃないぐらい濃い。
自分が子供のころの給食ってどんなだったっけって懐かしくなった。それで思い出そうとしたんだけど、全然覚えてなかった。どんなメニューがあったかなあ。まったく思い出せない。牛乳はいつもついてたような気がする。
毎日食べてたはずなのに、とくに印象に残ってないということは、楽しみだったメニューもなかったし、印象的なメニューもなかったということなんだろう。
給食楽しみじゃなかったんだなあ。