サンプルを客に見せる約束をしてたけど相棒が姿を消してしまった。客はやばそうなやつらで、キアヌ・リーブスはリミットまでにロシアでダイヤを探さないといけない羽目にってわけ。
いろんなとこ行っていろんな人と話すんだけど、ほんとダラダラしてて間延びしすぎている。しかし、これはもともとサスペンスではないのかもしれない。原題はシベリアだし。
アメリカ人が異国で孤軍奮闘するっていうジャンルの映画なんだろな。知り合いもつてもない異国で無理難題をどうにかしなくちゃいけなくなった主人公が現地の女の人とちょっとムフフなことあったりしてみたいな。
異国情緒を楽しむ映画なんだろうな。だったらこのスローテンポ、緊張感のなさもわかります。キアヌ・リーブスが演じているのが宝石商でサンプルの場所を知ってる相棒が失踪してというサスペンスっぽいアイテムが揃ってるのでサスペンスと勘違いしちゃう。
まったくのよそ者として扱われる世界で感じる疎外感と孤独。みたいな映画。なのでサスペンスだと思って見てたらいつ映画始まるの?って感じだと思う。始まる前に終わったみたいな。結末も地味に哀しい終わり方になります。
いつまで現地女とムフフやってんだ、さっさとダイアモンドを探せよ!って思って見てて、最後もムフフのこと考えて散っていったので、こりゃなんだと。キアヌ・リーブスのなんで出演したのかよくわからない映画のリストにまた1本追加された。