今回はクリス・ヘムズワースが先輩でテッサ・トンプソンが新人役です。男女バディはシリーズ初ですかね?違ったっけ。全然過去作どうだったか覚えてないけど。上司がリーアム・ニーソン。
宇宙人が残した謎の兵器をめぐってわちゃわちゃするっていうだけの話です。あちこち移動してアクションして、また誰かに会いに行ってそこでわちゃわちゃしてまたどっか行ってっていうね。お決まりのやつ。
MIBの仲間に裏切り者がいるのかもって感じで、Cがあやしいと思わせておいてからの、やっぱ違いますよ、こいつですのリーアム・ニーソンっていう展開もどうなんだろ。リーアム・ニーソンは何年も前にすでに乗っ取られてたってことなのか?
その何年間も普通にMIBの業務をこなしてたと思うとなんか笑えますね。中身宇宙人なのに、兵器を手に入れるために辛抱強く通常業務をこなして機会をうかがってたと思うとなんか笑える。
笑えるといえば、MIBおなじみのフラッシュライトで記憶消しみたいな持ちネタもいろいろとやってたけど、もはやお決まりになりすぎてて新鮮味がまったくなくてなんとも思わなくなってる。
車が変形して高速で空飛ぶとかさ。1作目とか2作目とかのときは、すげえって感じでけっこう笑えたもんだけど、もはやなんとも思わない。レクサスが空飛んでても、はいはいCGねって感じにしか見えなくてなんの感動も興奮もなかった。
バイクのシーンもそうだし、最後の決着の付け方もそうだし、なんの興奮も感動もない。つまらないというわけじゃないし、過去作のほうがおもしろくて、今作がダメだとも思わないけど、とくになんもないっていうのがなあ。見ても見なくてもどっちでもみたいな。
まあ、あの小さいポーンの宇宙人がよかったぐらいですかね。あいつはなかなかいいキャラしていた。でもさ、どうせならあのポーンをテッサ・トンプソンが子供のころに出会って逃した宇宙人にすればよかったのにって思ったけどね。
子供のテッサ・トンプソンが助けた宇宙人が、おとなになった彼女と再会して仲間になって彼女を助けるという展開だったら、けっこう熱いと思うんだけどなあ。
助けた宇宙人は、武器商人のとこの用心棒になってて再会はするんだけど、ひとつの小ネタで終わらせるにはおしい設定だったなあ。
あとはなんだろ。吹替ね。いやー、すごい下手な吹替でびっくりしちゃう。大作映画の吹替でタレントが棒読みするのがお決まりの風物詩になってるけど、今作の吹替もなかなかの棒読みでした。
吹替えってどういう風に録音してるんだろ。想像するとセリフの書かれた紙渡されて、このセリフは何秒でという指定だけされて、機械的に録音してるような気がする。絶対画面見ながら録音してないと思う。
だって役者の演技とまったく声の抑揚が一致してないんだもの。画面では俳優がけっこう大げさに身振り手振りして激しくセリフを言ってるシーンなのに、吹き替えはまったくの棒読みだったりとかする。
セリフと秒数指定だけ書かれた紙見て録音してるんだったら、全部のセリフが棒読み吹替になるのもわかるけど、実際はどうなんだろね。画面見て、俳優の演技見ながら吹替してあれだったら相当だぜ。