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『ナイブズ・アウト/名探偵と刃の館の秘密(原題:KNIVES OUT)』【映画のあらすじとネタバレ感想】


アガサ・クリスティのようなクラシカルなミステリー。これ見てててっきりアガサ・クリスティの原作があるんだと思ったけど、これ監督脚本のライアン・ジョンソンのオリジナルなんだって。でもオマージュというかリスペクトというか、ほとんどそのまんまクリスティなんすよ。

財産家の爺さんが死んで遺産相続がおきる。そのごたごたを見せる。名探偵が案内役で癖の強い相続人たちの人間模様を描く。いやー、ほとんどクリスティミステリーそのまんまです。あるあるみたいな連続。というかあるあるしかないみたいな。

家族以外の人間に財産をすべて残すという遺言で大騒ぎ。相続人にはいろいろなタイプがいる。これもいかにもクリスティのミステリーで出てくるようなタイプのやつらなんすよ。みんな爺さんにぶらさがってる。だから爺さんの急死で困ってる。

それでミステリーなんだけど、死の謎は始めからないです。観客には爺さんの死がどういう経緯でおきたのかっていうのが最初に明かされてるから。探偵が調べるまでもなく、観客は死の真相を最初に伝えられる。

看護師のアナ・デ・アルマスが日課の注射の薬を間違えたことから、爺さんが自分の死を自殺に偽装するっていうことになってます。それが冒頭に描かれる。アナ・デ・アルマスの過失で自分が死んだとなると彼女が困るから偽装したっていうことなんだけど、この設定どうなんだろ。

そんなことある?って思って見てました。薬を間違えるっていうのも変だし、爺さんがどう偽装するかの指示も突発事故にしては用意されすぎだし。まあ、人気ミステリー作家だからトリックを考えるのはお手の物なんだろうけどね。なんか変だぞって感じなんすよ。

うーん、最初はこれって探偵のダニエル・グレイグはいったいなにを調べるんだろうって感じなんすよ。最初に死のいきさつは描かれてるから、それ以上ないと思ってこっちは見てる。

それが死の真相がもっと別にあるのかなって中盤になってくる。ダニエル・グレイグに依頼した匿名の人物。アナ・デ・アルマスを脅迫する謎の人物。なにかあやしいぞみたいな。ということは、最初に観客に見せられたクリストファー・プラマーとアナ・デ・アルマスのやりとりは全部ウソっていうこともあるのか?みたいな。

ミステリお得意のミスリードとかいうやつなのかみたいな。アナ・デ・アルマスが実は性悪で黒幕とか?みたいな。なにかこんがらがってきた。まあ、あれだけ鮮明に描いておいて嘘映像でした~っていうのはさすがにないだろうけどさ。ミステリーのルールとして、あれ嘘映像でしたっていうのはなしだし。

最初は古臭いアガサ・クリスティミステリーっぽくはじまって、中盤以降、これどう結末つけるのかっていう期待がふくらんでいく。なかなか最後まで興味が続いて意外と退屈しないですね。

それで結末はというと、やっぱりクラシカルなクリスティミステリーだったみたいな。アナは天使でいい子ちゃんでしたとさみたいな。犯人の思惑とアナ・デ・アルマスの行動とがからみあって奇妙な結果がおきていた。ダニエル・クレイグが解説しておしまいです。

ダニエル・クレイグはいったいいつ調べてこの結末にたどりついたのかよくわからないけど、有能な探偵役っていうのは、ただの解説者だというのもクリスティミステリーっぽいですね。

まあ主役はアナ・デ・アルマスだしね。しかし、嘘をつくとゲロをはいてしまうという設定は必要だったのだろうか?監督がアナにゲロはかせたかっただけのような。監督の性癖なんすかね。女の人にゲロはきかけられたいとか?

なんか雰囲気というか古臭いミステリーリスペクトな映像はよかったけど、おもしろいのかというとそうでもないよみたいな。衣装やセットがいいし、俳優たちのキャラもよかったから見れたって感じですかね。

いやー、なにからなにまで往年のアガサ・クリスティミステリーを踏襲したスタイルで古典的なミステリとしてよくできてたなあ。いうなればわざと汚し加工をしてヴィンテージ感をだした新製品みたいな。そこをいい味だしてるねって思うか、ただ古臭いだけじゃないかと思うかで評価はわかれる。


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