イシューからはじめよ 知的生産の「シンプルな本質」/安宅和人
難しいこと書いてるけど言いたいことはひとつ。イシューからはじめよ。
イシューってなんですのん?って感じなんすけど、イシューとは、A・2つ以上の集団の間で決着のついていない問題、B・根本に関わる、もしくは白黒がはっきりしていない問題のAB二つを満たす事柄を言うそうです。物事の勘所、本質みたいなことですかねえ。何がイシューであるかの設定がもっとも大事で、そこをあやまると価値のある仕事ができない。
答えのない問題をイシューだと勘違いして解こうと取り組んでも、疲弊して悩むだけで生産性のない時間を過ごすことになる。
がむしゃらにやればそのうち答えにたどり着くだろう式の根性に逃げるのはやめて、イシューを見つけて設定して生産性をあげて価値ある仕事をできるようになろう。そんなとこですかねえ。
イシューを見極めるのに役立つやり方や考え方もいっぱい書いてあるので、すごく役に立ちそうな本でした。
まあ、賢い人はすでにこういうものの考え方して実践してきてるから、何をいまさらドヤってんだよって感じなんだろうけど、
自分みたいに何が問題なのかがわからず硬直して考えてるポーズはするけどもただ悩んでるだけで時間だけが過ぎていくタイプの生産性低い人間にとっては、なるほどってなる内容だったです。
賢い人、仕事ができる人、成果をあげる人って、能力が人より飛びぬけてすごいんじゃなくて、やり方を知ってるからっていうのが大きいんだろな。
でもイシューがなんであるかは、後になってからわかることが多いような気がする。あれこれ無駄に見える回り道をした先に、たどり着けるものなんじゃないのかな。
最初からズバリとイシューを見抜くことってできるもんなのかな?
DMM電子書籍:イシューからはじめよ ― 知的生産の「シンプルな本質」