1ヶ月前はいったいいつ下がるんだろうっていうほどに上昇相場だったのに、ここ数週間でまったく景色が変わってしまった。
2024年8月2日金曜日に日経平均株価が2200円下落して36000円を割り込んだのが大暴落の初動になりそうな雰囲気です。月曜日はまた2000円クラスの下落が来るんじゃないすか?来なければいいけどダメでしょうね。
NYダウがマイナス610ドル。S&P500がマイナス100ドル。NASDAQがマイナス417ドル。ドル円が米国雇用統計で市場予想を下回る結果で146円台に下落。ここまでそろっていて、月曜日に日経がリバウンドして上昇するとは思えない。
思えば、株価が上昇するときは、ダウやNASDAQが先導して上昇して、日本株はその後追いで上昇していく感じがします。アメリカが順調だから、投資意欲が強くて米国以外にも資金が回ってきて、ついでに日本株も買われていくイメージ。
それがアメリカ経済の雲行きがあやしくなってくると、まず日本株が売られる。下落を先導するのが日本株。あれ?アメリカちょっとやばいなとなると、まず米国以外の資金から引き上げられ始めるわけですか。
なので下落の先導をするのが日本株になる。日本株から売られて、資金が抜けていく。そこから本格的に米国株から資金が抜けていく。こういう資金の流れなので、日本株を買ってると逃げるのが遅れてしまう。
日経が42000円から下落を始めてましたが、米国株は堅調でまだ大きな下落はしていませんでした。アメリカが上がっていてまだ下がっていないのだから、そのうち日経もどこかで底打ちしてまた上がるだろうと思ってしまうので、下げが始まっているのに、押し目に見えて絶好の買い場に感じてしまう。
あれ、おかしいぞ、40000円で止まらないのか、じゃあ39000円で止まるだろう、38000円でもう止まるだろう、え、37000円、いくらなんでもって思っているうちに、気がつけば押し目ではなくて、下落が始まっていたのだと、相当下落してから気がつく。
気がついたときには、沖に流されていて岸に泳いで戻るには遠すぎる。
下落は日本株が先導するので、アメリカが崩れていないからまた上がると勘違いしてしまう。そして堅調だった米国が下げ始めると、日本株はますます下げる。だから逃げ遅れてしまう。
気がついたときにはもう遅い。日本株の市場がアメリカ経済次第、外国人投資家の資金次第であるがゆえに、日本株投資はつねに手遅れのタイミングになってしまう。
どうしますかね。もう嫌気がさして全部いったん投げる人、含み損が増えていくのを見ないようにPCをそっと閉じる人、資金に余裕があってバーゲンセールが始まったと爆買いする人、さまざまでしょう。
NISAなんてやるんじゃなかった、株なんて買うんじゃなかった、投資と出会うんじゃなかったと暗い気持ちになる新NISA民もいるだろね。NISAで積立して老後資金数千万円作るとか、配当金でらくらく年数百万円とか眠たいこと言ってる人たちが幅を利かせるターンの終了ですか。
コロナの大暴落もそうなんだけど、あとから見ればこんなに下がってるんだから、ここで買えば簡単にボロ儲けじゃないかって思っちゃうんだけど、結果がわからないときに絶好のタイミングで売ったり買ったりできないのだから、どうしようもないのです。